大谷有花 / ART BLOG
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「VOCA展2013」とVOCA 20周年の記録集
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現在、東京・上野の森美術館では、上野の春の風物詩としてすっかり定着した現代美術展「VOCA展」が開催されています。(~3月30日まで)
今年で20周年を迎えたVOCA展。今展には、美術館学芸員や評論家、ジャーナリストなど、美術業界のプロの方々が全国からピックアップし推薦された平面作家36名が出品しています。また、その中から選考委員により、VOCA賞1名、VOCA奨励賞2名、佳作賞2名、大原美術館賞1名が選ばれました。
出品作家の皆さん、そして受賞者の皆さん、おめでとうございます!
c0018281_20564560.jpg各受賞作品はもちろんのこと、惜しくも今回は受賞が叶わなかった出品作の中にも見どころのある作品が多数あり、鑑賞者それぞれの感性や視点で、今年のVOCA展を楽しまれたらと思いますし、展覧会カタログには各作家を推薦した推薦人の方々のコメントも掲載されていますので、それぞれの推薦理由などと作品を見比べながら鑑賞するのもおもしろいのではないかと思います。

先日のレセプションでは、平成24年度の文化勲章を受章されたVOCA展実行委員長の高階秀爾さんをはじめ、美術界の重鎮である選考委員の方々と久しぶりにお会いし、近況などをお知らせするとともに、例の大学設置不認可騒動の一件ですっかり全国的に有名になった秋田公立美術大学の話題や今後の美術教育、後進指導の在り方などについて、いろいろお話しすることができました。高階さんは戦時中一時、秋田県の角館に疎開されていたご経験もおありということで、秋田の話題にも花が咲きました。また、酒井忠康さんや本江邦夫さんからも、教育者としての心得など、たいへん貴重なアドバイスをいただき、有意義なひとときを過ごすことができました。

c0018281_2058208.jpgそして今年、VOCA展は20周年を迎えるということで、通常の展覧会カタログとは別に、「VOCA 1994-2013 20周年記録」という記録集が出版されました。この記録集には、1994年から2013年までの年ごとの全出品作家名や各賞受賞作品の図版などが掲載されており、VOCA展20年の歩みを振り返ることができる内容となっています。これまでにVOCA展に出品した作家は、なんと!のべ687名にのぼるそうで、この数字だけを目にしても、VOCA展20年の重みを実感することができます。また、巻末の<アーティスト・インタビュー>には、VOCA展の初代VOCA賞受賞者のおひとりである福田美蘭さんとともに、10年目のVOCA展で奨励賞をいただいた私の作家インタビューも掲載されていますので、もしこの記録集をお手にされる機会がありましたら、ご覧いただければ幸いです。このインタビューの際には、私のアトリエまで、上野の森美術館・学芸員の坂元暁美さんと美術ライターの白坂ゆりさん、カメラマンの長塚秀人さんにお越しいただきました。ありがとうございました。
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by icarts | 2013-03-23 21:38 | Art
絹谷幸二賞
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先日、5回目となる絹谷幸二賞(毎日新聞社 主催、三井物産 協賛)の受賞者が発表され、東京・神田の学士会館で贈呈式が行なわれました。今回は、絹谷幸二賞に橋爪彩さん、奨励賞には今津景さんが選ばれました。
おめでとうございます!

この絹谷幸二賞は、若手画家(35歳以下、国籍は不問)を応援し、具象絵画の可能性を開くことを目的に、画家であり教育者でもある絹谷幸二さんの提案と資金提供により創設された推薦制の美術賞で、全国の美術関係者などの推薦人により推薦されたそれぞれの受賞候補作家が、その前年に開催した展覧会の内容や出品作品の質などを選考委員が審査し、毎年、絹谷幸二賞・1名と奨励賞・1名が選ばれます。今回の奨励賞に輝いた今津さんは多摩美術大学の後輩でもあり、受賞対象となった第一生命ギャラリーでの個展も、偶然某所で彼女に会った折にお知らせいただき観に行った(その折のブログ記事)ので、より親近感を覚えます。

c0018281_23272893.jpg私自身が第2回絹谷幸二賞を受賞したのは、2010年のこと。学士会館での贈呈式の模様やその時に絹谷さんからいただいた激励のお言葉などが、まだ鮮明に思い出されます。私の場合も、今津さんとおなじく、第一生命ギャラリーで開催した個展(VOCA展での受賞者には特典として、東京・日比谷にある第一生命本社ビルにある第一生命ギャラリーで個展を開催する権利が与えられる。また、展覧会の開催にあたってはその開催経費も一定額まで第一生命より支給される)とそれまでの美術家としての活動が評価されての受賞となりました。受賞後は、美術家としての活動以外でも、大学での特別講義や地域での社会貢献活動など、活動と人脈の幅がさらに大きく広がりました。来月からは、東北地方以北では初にして唯一となる4年制の公立美術大学として秋田市に開学する秋田公立美術大学にて、美術学部美術学科ビジュアルアーツ専攻の准教授として、現代絵画分野を担当し、後進の指導と育成にも当たらせていただきます。

今年の絹谷幸二賞の贈呈式で、絹谷さんが「賞の賞味期限は3年半」と述べられたそうで、「その<半>の部分はなんですか?」と記者の方が尋ねられたところ、「受賞後3年経って何の収穫もない場合は、あと半年、成果を出す時間を残しておかないと焦っちゃうでしょっ」というお答えだったとか。絹谷さんご自身がお若い頃にご苦労された実体験をも踏まえた、若手の気持ちがわかる大先輩美術家ならではの優しさが感じられるお話です。

c0018281_10222561.jpgこの賞の最大の特徴といえば、やはり、優れた若手画家に対し、現在活躍されている画家が直接的に支援を行なうということではないでしょうか。ただ、絹谷さんご自身のお名前を冠した賞ではありますが、受賞者の選考に際しては、賞の公平さを保つため、絹谷さんご本人は一切関与されず、美術評論家や美術家などが務める選考委員に評価を一任され、ご自身は資金提供のみに徹しておられます。また、常に新たな評価の視点を同賞に導入し、それを反映させるために、選考委員は数年ごとに入れ替わります。こういう賞を提案し、実際に創設し継続させることは、並の美術家には到底できることではなく、若手を応援し、結果的には美術業界全体を盛り上げようという心意気は、高い見識と美術の分野に留まらない幅広い社会性を兼ね備え、「人間讃歌と愛」を作品のテーマとする、この日本を代表する美術家ならではのものと言えるでしょう。
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by icarts | 2013-03-17 23:55 | Art
あきたB!<美>探訪記 / 藤田嗣治の超大作「秋田の行事」
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秋田市は、江戸時代には久保田藩(秋田藩)の城下町として栄え、現在も秋田県民の約1/3が暮らす県内最大の都市です。その進取の気風ゆえか、昔から、古いものにあまり高い価値を見出さない人が多いため、秋田市内には歴史的遺産が数少ないと、ある郷土史家の方が嘆いておられるのを聞いたことがありますが、実際はどうなのでしょうね?

それはさておき、JR秋田駅から西へ徒歩10分弱、市街中心部の賑わい創出を目的のひとつとして再開発された「エリアなかいち」という地区に、世界的建築家・安藤忠雄氏の設計による新秋田県立美術館が昨年の夏に完成し、隣接するにぎわい交流館 AUとともにオープンしましたが、美術館の方はまだ今のところは仮オープンというかたちで、美術品を展示・保存する施設ですので、ある程度、館内の空気環境が落ち着く今秋9月下旬に本オープンする運びとなっています。

c0018281_17453077.jpgこの新しい美術館は、お堀を挟んだ向かい側に建つ現在の秋田県立美術館(=平野政吉美術館)が老朽化したために建設されたのですが、収蔵作品などを新美術館に移設後、空になった古い美術館を取り壊すか、耐震化工事をし再利用するかは、まだはっきり決まっていないようです。独特の三角屋根と丸窓が特徴の趣あるこの建造物を取り壊すことに反対する市民の声も多く聞こえますが、冒頭で述べた気風の土地柄ゆえ、また耐震化には多額の費用が掛かることもあり、今後どうなりますやら。

c0018281_1745464.jpgさて、秋田県立美術館(=平野政吉美術館)に収蔵されている目玉作品はなんと言っても、西洋美術史にもその名を残す巨匠・藤田嗣治が描いた超大作「秋田の行事」です。この横幅20mを超す大壁画のような作品は、当時、藤田の大パトロンであった秋田市の大富豪・平野政吉の依頼により、1937(昭和12)年に描かれたものです。秋田の至宝ともいうべきこの作品については、また折に触れ、このブログでも様々な角度から書きたいと思っていますが、気候が良くなるこれからの季節に秋田市を訪れる観光客の皆さんにはぜひ鑑賞をおすすめしますし、この春から秋田公立美術大学で美術を学ぼうとするすべて学生の皆さんは、「美の国 あきた」を知るうえでも、必ず観ておくべき作品ですので、まだ観ていない人は各々時間を作ってじっくり鑑賞してもらいたいと思います。

→ こちらの北海道新聞の記事に作品「秋田の行事」の大きさがわかる写真が掲載されています。
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by icarts | 2013-03-07 18:13 | Akita
秋田公立美術工芸短期大学の卒業・修了制作展、開催中!
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昨日、秋田市内の2会場で同時開催されている「秋田公立美術工芸短期大学 / 卒業・修了制作展 2013」を観ました。
今春からの4年制への移行に伴い、平成25年度入学生の募集を停止した秋田公立美術工芸短期大学(美短)ですが、現役の美短生は一生懸命に学業に励んでいます。そんな美短生のうち、2年生は明日、3月2日に卒業の日を迎えます。彼女たちがこの2年間、秋田の地でアートを学んだ成果、それぞれの学生たちの集大成となる作品・計160余点が、現在、秋田市中心部にある複合施設・アトリオンにぎわい交流館AUにて、展示披露されています。

c0018281_1635479.jpg今春開学する4年制の秋田公立美術大学へ編入学する学生が数名いるものの、大半は卒業し、社会人となります。美短で学んだアートの知識や作品制作の経験をこれからそれぞれが進む分野で幅広く活かし、存分に活躍してほしいと切に願います。自分自身が美大生だった当時の心境を懐かしく思い出しながら、そして今まさに旅立ちの時を迎える彼女たちの未来に幸多かれと祈りつつ、ひとりひとりの学生がいろいろな想いを込めて制作したであろう作品をじっくり鑑賞させてもらいました。
各会場とも、3月3日(日)まで開催。
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by icarts | 2013-03-01 16:45 | Akita