大谷有花 / ART BLOG
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高嶺格展やコレクション展を観て
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先週末は、かなり久しぶりに水戸へ行ってきました。私は、今春から秋田市に開学する秋田公立美術大学で教鞭を執りますが、秋田といえば江戸時代は久保田藩(=秋田藩)。その初代藩主は有名な戦国武将・佐竹義宣です。その佐竹義宣は関ヶ原の合戦後、秋田に国替えとなるのですが、それまでは代々、現在の茨城県一帯を支配し、水戸城を居城としていました。私自身が秋田にご縁ができたこともあり、今回は、いまから400年以上前に水戸から秋田へと移った佐竹氏一門の当時の心情にふと思いを馳せる小旅行となりました。

c0018281_2225496.jpgそしてまた、水戸といえば、水戸の黄門さま。水戸黄門といえば、おなじみの助さん・格さん。・・・ということで、今回の水戸行きは、水戸芸術館での高嶺格さんの個展観賞がその主目的でした。現代アートがお好きな方はすでによくご存じですが、こちらの格さんは「ただす」さんと読みます。

「高嶺格のクールジャパン」と題された展示は噂通り、原発問題に真正面から取り組んだ意欲作で、この展示を観た者はひとりひとりが、いまと将来の日本のありようを改めて深く考えるざるを得なくなるような内容でした。当日はトークイベントも開催されましたが、主催者側の予想を上回る多くのお客さまが集まり、高嶺さん自身もたいへん驚いた様子でした。

この高嶺さんも今春から、私と同じく、秋田公立美大のビジュアルアーツ専攻で教鞭を執られます。高嶺さんとは、ビジュアルアーツ専攻に所属する7名の教員全員で担当する「ビジュアルアーツ演習」の他、「現代芸術論 C (ビジュアルアーツ)」という講義を共同で担当することになっています。その講義では、高嶺さんはパフォーマンス・メディアアートの分野を、私は現代絵画の分野をそれぞれ担当し、アーティスト目線によるリアルな現代美術論を展開する予定となっていますので、学生の皆さんはお楽しみに!また、今回の「高嶺格のクールジャパン」展を観た学生の皆さんは、いろんなことを感じたり、疑問に思ったことなどがあるかと思いますので、秋美大生の特権をおおいに利用し、専任教員である高嶺さん本人に直接どんどん聞いてみるといいですよ。

c0018281_041882.jpg水戸から東京に戻った夜は、銀座のギャラリー枝香庵で開催されているアートコレクター・川端淳司さんのコレクション展のオープニングパーティーに。銀座の隠れ家的ギャラリーの壁面には、川端さんがここ数年でコレクションされた絵画作品などが所狭しと展示されていました。私の作品も丁寧に展示していただいており、作者の手を離れた後も作品たちを、本当に大切にしていただいているということを実感しました。その川端さんは、作品たちが新たな人生のステージに踏み出す決意をさせてくれ、いろいろな問題に取り組む勇気を与えてくれたとおっしゃいました。美術家にはいろいろなスタイルがありますが、私自身は川端さんのようなお客さまとひとりでも多く出会える作家でありたいと願いますし、そういう素晴らしい出会いを糧とし、これからも制作活動に励みたいと考えています。

c0018281_2235426.jpgその翌日は、上野へ。秋田公立美大の専任教員でもある彫刻家・皆川嘉博さんが出品されている東京都美術館での「現代日本彫刻作家展」を観賞。ひとくちに彫刻と言っても、素材もテーマも形態も、実にさまざま。その中でも、ひときわ目立つ皆川さんの力強い大作彫刻。秋田の大地から生まれ出たかのような、まさに「アート&ルーツ」を体現するかのような作品でした。(皆川さんは、秋田公立美大のアート&ルーツ専攻に所属されます。)

アートの表現は多種多様。また、その楽しみ方もさまざま。そんな当たり前のことが、これから先もずっと、当たり前のことであり続けてほしいと願う今日この頃です。
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# by icarts | 2013-02-20 02:36 | Art
あきたB!<美>探訪記 / 高砂堂の「りんごもち」
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秋田公立美術大学の一般選抜試験の出願期間は本日、2月6日で終了となりますが、出願状況が公表されているウェブページを見ると、前期・中期日程とも出願が多く、倍率が高くなっています。東北より北の地域では、初にして唯一となる公立の4年制美術大学として秋田市に開学する本学を多くの受験生が志望してくれていることをうれしく誇りに感じると同時に、春からここで教鞭を執る身としては、本当に身が引き締まる思いです。受験生の皆さんは風邪などひかないように、しっかり栄養をとり、それぞれの試験当日に遺憾なく実力を発揮して下さいね。がんばれ!

先日は、自宅にて取材があり、取材スタッフの皆さんに、秋田市の高砂堂さんで購入した「りんごもち」をお茶受けとしてお出ししました。このお菓子は、秋田産のもち米とリンゴを使用したふんわりモチモチの柔らかさとほのかなリンゴの香りが特徴の羽二重餅で、良質な素材で作られた優しく控えめなそのお味は、まさに秋田県民の人柄を思わせます。天皇皇后両陛下が秋田をご訪問された折にも過去に2度お召し上がりになったそうです。
c0018281_16571363.jpg私は以前、秋田市内の街歩きをしているときに、千秋公園にほど近い通町商店街にある老舗の和菓子店・高砂堂さんで、このりんごもちに出会って以来のファンなのですが、今回の取材スタッフの方々にもたいへん好評で、皆さん、ペロリでした!
さすがに「米どころ秋田」というだけあって、このりんごもち以外にも、某テレビ番組で紹介されて全国的に一躍有名になった北秋田市の「バター餅」など、秋田県にはおいしいお餅がまだまだたくさんあるみたいで、米どころ秋田の食文化はやはり奥が深そうです。
そうそう、この高砂堂さんは明治27年の創業で、店舗は国の登録有形文化財に指定されているとのこと。確かに、特に店内はとても雰囲気があり、時代を感じさせる内装や調度品を見るだけでも楽しめますよ。
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# by icarts | 2013-02-06 17:09 | Akita
アーティスト目線によるリアルな授業内容
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センター試験が終わり、秋田公立美術大学ではいよいよ1月28日(月)から、一般選抜試験の願書受付けが開始されます。「美の国あきた」の中心で、これまでにない美術教育システムのもと、ジャンル横断的に美術を学ぶことができる最も新しい美術大学・秋田公立美術大学が、多くの美大志望の受験生に選択されることを期待しています。そして、希望とやる気に満ち溢れたアーティストの原石たちと桜の季節に出会えることを心から楽しみにしています。ガンバレ、受験生!

c0018281_17252582.jpgそんな開学を間近に控える秋田公立美術大学では先日、全教職員が一同に集う会議がありました。昨年の大学設置不認可問題など、様々な難所を乗り越え、こうして全教職員が晴れやかに顔を合わせることができ、本当によかったと思えるひとときでした。本学は、これまでの秋田公立美術工芸短期大学(美短)が母体となっているため、教員の大半は美短の現教員の方々で構成され、全くの新任は私を含め、10数名となっています。ただ、これまでの美短のジャンル別による学科・コース編成とは異なり、本学においては1・2年次では個別の専攻に属すことなく、様々なジャンルの美術を横断的に学び、3年次より学生自身が希望する専攻科目をより深くより専門的に学ぶことができます。よって、教員間のつながりにおいても、専攻を跨いだ連携がかなり重要になってくることは明白で、この本学のユニークな教育システムを最大限に活かすためには、なによりも教員のチームワークが大切だと感じています。本学の教員の皆さんはどなたもその道に精通するスペシャリストである上に、優れた教育者でもあるので、すべての教員が本学の新たな基本理念のもと、その力を結集した時、秋田市が全国に誇るべき美術大学となると確信していますし、そういう素晴らしい大学にしていかなければならないと考えています。

c0018281_17255950.jpg本学の5つある専攻にはそれぞれ個性豊かな教員がそろっています。たとえば、アート&ルーツ専攻の准教授である芝山昌也さんは彫刻家でもありますが、昨年には秋田県の上小阿仁村八木沢集落を舞台に、「大地の芸術祭 KAMIKOANIプロジェクト」を実現させるなど、積極的にアートで地域を元気にする活動をされています。2/2(土)には秋田駅前の秋田拠点センター・アルヴェで「アートで秋田を元気に」をテーマとしたシンポジウムがあり、そこで講演をされるようです。その芝山さんと同じアート&ルーツ専攻に所属予定の山本太郎さんは、「ニッポン画家」として美術愛好家の方々にはすでにおなじみでしょう。現在、山本さんは熊本市の鶴屋百貨店 美術ギャラリーで個展を開催中(1/29まで)。この展覧会は山本さんの出身地・熊本での初個展だそうです。私が所属予定のビジュアルアーツ専攻の7名の教員もとても個性豊かで、それぞれアーティストとしても活躍されています。その中には、現在、水戸芸術館の現代美術ギャラリーで個展を開催中(2/17まで)の高嶺格さんの名前もあります。
高嶺さんとは、ビジュアルアーツ専攻に所属する7名の教員全員で担当する「ビジュアルアーツ演習」の他、「現代芸術論 C (ビジュアルアーツ)」という講義を共同で担当することになっています。その講義では、高嶺さんはパフォーマンス・メディアアート分野を、私は現代絵画の分野をそれぞれ担当し、アーティスト目線によるリアルな現代美術論を展開する予定となっていますので、学生の皆さんはお楽しみに!
(他の教員の方々の様々な活動についても、今後折に触れお知らせしていきます。)

c0018281_17263450.jpgアーティスト目線によるリアルな授業内容といえば、私が2011年に多摩美術大学の芸術学科で特別講義した模様が(どういう事情かわかりませんが、つい最近から)多摩美術大学の動画配信サイト「tamabi.tv(タマビ ドット ティーヴィー)」(http://tamabi.tv/lecture/)で配信されています。
この特別講義は芸術学科の1・2年生、約120名を対象としたもので、「21世紀型・女性アーティストの視点 〜アートの力を信じて〜」と題し、前半は私の作品の紹介やこれまでに私が出品した展覧会などについてお話しし、後半は主に芸術学科の学生が対象ということもあり、学芸員をはじめとする、アーティストと鑑賞者をつなぐお仕事をされている方々に焦点を当てた内容の講義をさせていただきました。どなたでもiTunesでダウンロードできますので、ご興味のある方はご覧下さい。

iTunes Uにて講義等の無料配信をスタート
http://www2.tamabi.ac.jp/news/?p=2422
iTunes U 多摩美術大学サイト ↓
https://itunes.apple.com/jp/institution/tama-art-university/id555057752
(コンテンツをご覧いただくにはiTunesをインストールする必要があります。)
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# by icarts | 2013-01-25 18:07 | Akita
新年のごあいさつ
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あけましておめでとうございます。
旧年中はたいへんお世話になり、誠にありがとうございました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
年頭にあたり、皆さまのさらなるご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

今春から、秋田市に4年制の公立美術大学として新たに開学する秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻 現代絵画分野の准教授として教鞭を執ることになりました。私自身、甚だ浅学の身ではございますが、精一杯、担当分野における後進の指導と育成にあたらせていただく覚悟でございます。
また、新しい環境のもと、現代美術家としても、より一層精進し、意欲的に作品制作と発表活動を行なっていく所存でございますので、今後とも引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

2013年 元旦
大谷 有花
http://www.i-c-arts.com/yuka_terrace.html
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# by icarts | 2013-01-01 08:00 | Art
VOCA賞やシェル美術賞:雑感
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先頃、ノーベル賞の授賞式がありましたが、国内外を問わず、年末のこの時期は各分野における様々な賞の発表がありますね。現代美術の分野でも、現代美術家の登竜門といわれる「VOCA(ヴォーカ)賞」の受賞者が発表されたり、10月に私が講評会のゲスト講師を務めた「ゼロ展」の受賞者による展覧会や有望な若手現代美術家の発掘を目的とした老舗の美術賞である「シェル美術賞」の受賞作品展が開催されたりと、華やかです。

今回で20周年を迎えるVOCA賞。その最高賞であるVOCA賞の受賞者は、鈴木沙也香さん。なんと、前回の鈴木星亜さんに引き続き今回も、わが母校、多摩美術大学の現役大学院生が連続の受賞となりました!また、私の知り合いの作家では、平子雄一くんがVOCA奨励賞に、吉田晋之介くんがVOCA佳作賞に輝くといううれしい結果になりました。各受賞作品を含め、計36点が出品される展覧会「VOCA展 2013」は、東京・上野の森美術館にて、2013年 3月15日(金)~3月30日(土)の会期で開催されます。それぞれの力作を拝見するのが今から楽しみです。
このVOCA展は、全国の美術館学芸員やジャーナリスト、研究者などによる作家推薦制の展覧会で、公募展とは異なり、誰でも出品できる展覧会ではないことから、若手美術家にとっては出品作家として選ばれるだけでもたいへん名誉なことで、それゆえ、現代美術家の登竜門的な存在となっています。
このVOCA賞ならびにVOCA展の運営を1994年の第1回開催より全面的にサポートしているのは、第一生命保険株式会社です。同社は毎回、VOCA賞とVOCA奨励賞の受賞作品を買い上げ所蔵し、東京・有楽町にある本社1階ロビーなどで随時展示しているほか、全入賞者に対して、同本社1階にある第一生命ギャラリーを個展の開催場所として提供するなど、手厚い作家支援を20年間継続しています。私自身も、2003年にVOCA奨励賞を受賞し、第一生命ギャラリーで過去に複数回、個展を開催させていただきました。第一生命保険株式会社の現代美術(特に、現代絵画)に対する継続的な支援には本当に頭が下がりますし、とても感謝しています。

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今年10月に、秋田県大館市で開催された「ゼロ展 2012」。私はご縁があり、会期中に催された公開講評会でゲスト講師を務めさせていただきました。この展覧会を主催したのは、大館をアートで盛り上げるために活動しているアーティスト集団「ゼロダテ」。大館市出身の美術家・中村政人さんが主宰されています。こちらは、VOCA展と違って、誰でも何でも出品できるとてもオープンな公募制の美術展で、作品のジャンルや質も、出品者の年齢も実に様々で、出品者それぞれの個性を存分に楽しめる展覧会となりました。この出品者の中から、優秀との評を得た2名のアーティスト(斉藤あづささんと村上美樹さん)が先日、東京・千代田区の3331 Arts Chiyodaにある「ゼロダテ・アートセンター東京」で、2人展を開催しました。今回は、ともに秋田県出身の若い女性でしたが、東京のメジャーなアートスポットで作品を発表したいと願う全国の若いアーティストにとって、このゼロ展はとても素晴らしい発表の機会を与えてくれる公募展だと思います。

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毎年恒例のシェル美術賞の受賞作品による展覧会は、「シェル美術賞展 2012」として、今年から東京・六本木の国立新美術館での開催となりました。会期中に拝見しましたが、展示会場がこれまでよりグレードアップしたことや今回の受賞作品以外にも、これまでの受賞者の未来を応援する企画として新たに「シェル美術賞 アーティスト セレクション(略称:SAS)」がスタートし、受賞後の作家活動のフォローもされるようになり、作家側としては、とてもありがたく喜ばしいことだと感じました。このシェル美術賞は、名称の変更や中断期間がありながらも、なんと、1956年から続いています。景気の変動などの諸事情により、これまでに生まれては消えていった幾多の美術賞を想うとき、このシェル美術賞の半世紀以上に渡る歴史は、まさに継続は力なりを実感させます。

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第一生命保険株式会社や昭和シェル石油株式会社のように、社会貢献活動の一環として芸術文化を積極的かつ継続的に支援しようという企業は、特にこの不況下においては、とても貴重で、芸術文化に関わる者にとってはたいへん心強い存在です。今年のロンドンオリンピックでの日本人のメダルラッシュは、国による選手のバックアップ体制が大幅に強化されたことが一因だとか。そのおかげで、これまであと一歩のところでメダルを逃していた選手たちが銅メダルにまで手が届いたということです。相応の環境が相応の結果を生む。支援体制が強固であればあるほど、才能の花が咲くのもより早く、また多くの可能性を逃さないということは、どの分野においても当然あると思います。優れた才能、能力を社会に生かすためには、結果が出る前にいかしてにそこに、官民を挙げて先行投資ができるかにかかっているのかもしれません。物的資源に乏しいこの国においては、人的資源、ことに芸術文化を含めた知的財産をもっと広く効果的に国益に生かす方法を考えることが、これから先も日本が世界に存在感を示していくためにも急務であり、そのためには可能性の種を植え、芽を育て、継続的に支援していく体制をしっかり構築する時期にきていると感じます。また、近頃はアートによる「まちおこし」や地域振興を狙った大規模なアート系イベントが国内各地で盛んに企画開催され、成果を上げているケースも多くありますが、もっと大きな規模でのアートによる「くにおこし」というのはどうでしょうね?

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今年2012年・シェル美術賞のキャッチコピーは、「そのキャンバスで世界を照らせ。」。ちなみに、私が本江邦夫審査員賞を受賞した2001年(1996年~2001年の名称は「昭和シェル石油現代美術賞」でした)は、21世紀の初年に相応しく、「21世紀をアートにするのは私です。」でした。その2001年の同賞展覧会カタログを見てみると、「シンポジウムに寄せて」と題した本江邦夫審査員のテキストに、<「絵画は終わった」との根拠の無い言説が一人歩きしている今こそ、洞窟壁画以来、数万年の歴史をもつ2次元的芸術形式の今後の可能性について、この機会に論じあうことができれば幸いです。・・・>と記されています。確かに当時、映像やインスタレーションなど、絵画以外の様々な芸術表現が脚光を浴び始める一方で、2次元的芸術の中心軸たる絵画が芸術表現の主役の座から転落するかのような言われ方を一部でされていました。しかし、それから10年以上経た現在でも、やはり絵画は2次元的芸術形式の雄として、その魅力を放ち続けています。これから後も、絵画という芸術表現は人類を魅了し続けることでしょう。そして、立体や映像、インスタレーションやパフォーマンスなどといった様々な芸術表現とクロスオーバーしながら、「絵画はさらに進化する」と信じています。

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私が来春から教鞭を執る予定の秋田公立美術大学では、様々な芸術的表現領域を跨ぐ新たな専攻システムが導入されます。これは「現代を表現する芸術」を生み出すために考え出された画期的でユニークな美術教育システムとして注目されるものになると思います。そして、ここで学ぶ学生には、この美術教育システムのもとで、自分自身のさらなる可能性を見出し、どんどん自身の表現を磨いていってほしいと思っています。また、在学中から各種の公募美術展にも積極的にチャレンジすることによって、「厳しい客観的評価に耐えうる表現とは」、「独創性とは」、どのようなものなのかを実践的に学び、やがては自分の活躍の場をたくましく自らの力で獲得していけるようなタフな表現者になってもらいたいと願っていますし、秋田公立美術大学に学ぶ意欲あふれる学生たちが飛躍できるよう、私自身も微力ながら、教員のひとりとして力を尽くしたいと思っています。
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# by icarts | 2012-12-28 01:42 | Art
「ウサギねずみのあきたB!<美>探訪記」(ベータ版):序
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来春より秋田公立美術大学が開学する地は、秋田県の県庁所在地である秋田市です。秋田市は秋田県の沿岸中央部に位置し、現在の人口は約32万人。江戸時代には久保田藩20万石の城下町として栄え、以降、今日に至るまで北東北を代表する都市となっています。

秋田というと、皆さんはどういうイメージを持たれているでしょうか。雪国、米どころ、酒どころ、きりたんぽ、なまはげ、竿燈まつり、花火大会、秋田美人・・・、いろんな言葉が出てくると思いますが、では実際に行ったことがあるかといえば、まだ一度も行ったことがないという方がかなり多いようです。かくいう(生まれも育ちも神奈川県相模原市の)私も、秋田は全国的に有名な県だけに興味はありましたが、実のところはあまり詳しく知らなかった者のひとりだったのですが、この度、秋田市に誕生することになった秋田公立美術大学にご縁があり、2013年4月より同校で教鞭を執ることになった関係で、最近は一気に、秋田を訪れる機会が増え、その都度、秋田の様々な魅力に触れるようになりました。

そういう私が、興味と関心の赴くままに探訪した「あきた」を、折に触れこのブログ内でお伝えしていくという企画が、「ウサギねずみのあきたB!<美>探訪記」(ベータ版 / 今年度中はベータ版として運用予定)です。
この企画タイトルは、私の絵画作品に登場する架空の動物・ウサギねずみ(今回の場合、私の分身という設定)が、あきたを旅しながら、あきたの美(美術はもちろん、美食や美酒、美観や美景、美技や美材、美男や美女などなど)を探訪するという意味です。極めて私自身の興味本位ではありますが、<美の国・あきた>の魅力の断片だけでもお伝えできればと思っています。
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# by icarts | 2012-11-25 00:23 | Akita
美的感覚を刺激する秋田公立美術大学のキャンパス
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来春2013年4月に開学する秋田公立美術大学は、秋田県の協力を得て、秋田市が設置する公立美術大学で、東北地方以北では、初にして唯一となる4年制の公立美術大学として誕生することになります。東北から北海道におよぶかなり広大なエリアに、今日まで国公立の4年制美術大学が1校もなかったことは本当に不思議です。全国的に見ても、国公立の4年制美術(芸術系)大学は数がとても少なく、これから開学する秋田公立美術大学を含めても、全部で6校*のみとなっています。

さて、すでにご存じの方も多いかと思いますが、この秋田公立美術大学は、基本理念やカリキュラムなどは全く新たなものになりますが、校舎や施設などは現在の秋田公立美術工芸短期大学(通称=美短)のものをほぼそのまま引き継ぎますので、新大学開学のための施設整備はサークル棟などの新設や研究棟の増築のみとなっています。

その新大学の母体となる美短が位置するのは、秋田市の新屋という海側の地区で、JR秋田駅よりクルマで約20分、雄物川という大きな川に架かる秋田大橋を渡ったあたりにキャンパスがあります。少人数制の美術大学ゆえ、キャンパスの規模は一般的な総合大学に比べるとけっして大きくはないものの、1997年に施設部門のグッドデザイン賞を受賞するなど、建築物としても高い評価を得ている大学の施設群は、どこをとっても個性的で存在感たっぷりです。c0018281_18183799.jpg特にその目玉といえるのは、中央部にエオス像が鎮座するサークルプラザ<上図 1>や大開廊と呼ぶに相応しいアトリウム棟とシンボルタワー<上図 2>、そして、風格さえ漂わせる実習棟<上図 3>(旧国立新屋倉庫を一部改装し使用 / 国登録有形文化財)ではないでしょうか。

この大学にはキャンパスの内外を隔てる塀や囲いのようなものがなく、キャンパス内には地域の住民の方も自由に出入りができます。これはまさに、地域とつながり開かれた大学を象徴しています。そして、そのキャンパス内に足を踏み入れてまず目にするのは、サークルプラザ(円形広場)に設置されたギリシア神話の曙の女神・エオスの像。この像はかなり巨大で、迫力十分です!そしてその向こうに見えるのは、三角のかたちを多用した意匠が特徴的なアトリウム棟とシンボルタワー。キャンパス内のそれぞれの棟をつなぎ、内部動線の要となっているアトリウム棟の内部は開放的な吹き抜けが気持ちいい大空間で、所々に彫刻作品なども展示してあり、ヨーロッパの美術館を彷彿とさせる雰囲気があります。そのアトリウム棟などの現代的な建築物とは全く対照的に、ここ新屋地区の歴史を感じさせてくれる建物が、大学の実習棟などとして使用されている旧国立新屋倉庫。国の登録有形文化財でもある8棟で構成される倉庫群は大学の実習施設として使用されているだけではなく、市民向けの大学開放センター、創作工房、市立図書館分館としても活用されています。この他にも、大小の講義室や各科の実習室、大学付属図書館など、美術を学び研究を深めるための施設設備が完備されています。この美的感覚を静かに刺激する素晴らしい施設、環境を有する秋田公立美術大学で、4年間じっくり美術を学ぶことのできる学生たちは本当に幸せだと思います。
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* 国公立芸術系大学 6校
国立大学 1校= 東京芸術大学
公立大学 5校= 秋田公立美術大学 / 金沢美術工芸大学 / 愛知県立芸術大学 / 京都市立芸術大学 / 沖縄県立芸術大学
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# by icarts | 2012-11-20 21:35 | Akita
秋田公立美術大学のユニークな教育システム
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例の不認可騒動の一件で、秋田公立美術大学の推薦選抜入試の出願期間に変更がありましたが、いよいよ11月19日から願書の受け付けが始まります。この推薦選抜の試験日は12月8日です。受験生の皆さんには、試験日当日に自分の力が100%出せるよう、心を落ち着けて今やるべきことをしっかりこなしながら試験日までの時間を過ごしてもらいたいと思います。

さて、この秋田公立美術大学。注目を集めるべきポイントは、不認可がどうこうということではなく、その画期的でユニークな教育システムにあると思います。一般的な美術大学の場合、例えば、油画専攻であったり、日本画専攻であったりというように、志望する美術のジャンルを入学願書を提出する前に決めなければなりません。ところが、本学の場合は、そういったジャンル別入試を採用せず、学部一括入試により入学者を選抜し、1~2年次では美術の基礎を総合的かつ横断的に学び、3年次より自分の適性に合った専攻に分かれ、より高度で専門的な知識や技術を習得するという方式を採用しています。また、3年次より選択する各専攻も、美術の素材や技法毎に分かれているのではなく、<現代の個人や社会が芸術に求めているものは何か>という観点を拠り所として分類された結果、「アート&ルーツ」、「ビジュアルアーツ」、「ものづくりデザイン」、「コミュニケーションデザイン」、「景観デザイン」の5専攻が設けられています。これら各専攻には、それぞれ大きな特徴がありますが、私が担当するビジュアルアーツ専攻では、<現代を表現する>という目的のもと、油画や彫刻、インスタレーション、パフォーマンスなど、様々な表現手法を横断的に学ぶことができるので、意欲さえあれば、美術表現の可能性と自分自身の才能の可能性をどこまでも追求することができます。その成果として、今までになかった美術作品を生み出すアーティストが誕生するかもしれません。この本学のユニークな教育システムは、変動する現代を表現するために導入されたものですが、同時に、制作者が芸術の原初である「自由でボーダレスな作品づくり」に立ち返ることをも可能にしています。

上記は本学のユニークな教育システムを簡単に紹介しただけですので、もしご興味があれば、大学案内パンフレットを取り寄せてご覧下さい。一般選抜の出願は来年1月28日から始まります。本学教職員一同は、これまでの大学の美術教育のあり方や旧来の美術の作法に飽き足らない若き美の冒険者たちを待っています。ぜひチャレンジしてみて下さい!
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# by icarts | 2012-11-18 21:57 | Akita
秋田公立美術大学の校章デザインについて
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秋田市が設立母体となり、来春2013年4月に開学する「秋田公立美術大学」は、長い間、美短の愛称で親しまれてきた秋田公立美術工芸短期大学の施設などをそのまま引き継ぎながらも、他にない全く新しい基本理念やカリキュラムのもと、東北以北のエリアでは、初にして唯一となる4年制の公立美術大学として誕生します。

この秋田公立美術大学の開学にあたり、新たに制定される校章(マークとロゴ)の基本デザインを、誠に光栄なことに、私が担当させていただきました。

ご承知のように、私の本業は現代美術家ですので、ロゴマークなどのデザインを依頼されることは普段ありませんから、今回の校章デザインは絵画作品を制作する以上に骨が折れる作業でしたし、大学の顔ともいえる校章のデザインは、なんといっても責任重大。心してとりかかりました。

まずは手始めに、世界中の企業や学校などのロゴマークを調べました。それにしても、世界中には数えきれないほどのマークが存在しますよね。普段の生活でなにげなく見ているロゴマークですが、毎日いろいろ調べているうちに、街を歩いていてもロゴマークばかりが目に入り、寝ていてもロゴマークにうなされそうになりました・・・。(笑)
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日本の様々な大学の校章もたくさん見ましたが、教育機関のマークということもあってか、またデザインされた時期が古いものも多く、校章らしい校章というか、無難で手堅い印象の校章がかなり多いことがわかりました。せっかく現代美術家の私がデザインするのだから、一般的な大学の校章とはひと味違う、新しく誕生する美術大学の校章に相応しく自由で伸びやかでオリジナリティ溢れるような校章にしたいという思いで、デザインに取り組みました。

今回、指定されたデザイン条件をクリアした上で、秋田公立美術大学の校章デザインに必ず盛り込むべき要素として考えたことは、以下の3つ。
(1) 本学の掲げる4つの基本理念を象徴的に表現すること。
(2) 本学の立地する秋田市の地勢、自然環境をできる限りシンプルに視覚化すること。
(3) アートを学び研究する大学らしくオリジナリティがあり、視覚的に美しいこと。
そしてその結果、でき上がったものが、ご覧のようなデザインの校章というわけです。

校章としてはかなり珍しいと思われるほど横長で、躍動感と連続性のある伸びやかな形状のこのマークは、本学の英語名である「Akita University of Art」の頭文字「A、U、A」を繋げたような形になっており、ライトグリーンのラインは秋田市から望む太平山の緑豊かな山並みを表わし、ピンクのラインは夕日に美しく染まる日本海の波間を表現し、秋田市の有する豊かな自然環境を可能な限りシンプルに視覚化しています。秋田というと、雪国とか穀倉地帯というイメージですが、まず、そういう先入観を取り払った上で秋田市の地勢や自然環境を見てみると、朝日が昇る東側にはなだらかな峰々が連なる太平山連峰を有し、西側は美しい夕日が沈む雄大な日本海に臨んでいます。私が初めて秋田市を訪れた際に素敵だなと感じたのは、高台から見たその2つの風景でした。秋田市にはとても自然豊かな山と海がある。そんな素晴らしい環境の中に本学はあるということをなんとかシンプルに表現したいと試行錯誤し、このような形にたどりつきました。
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また、その山並みと波間を表現したそれぞれのラインは組み紐のように、交差しながら一体化しています。これは、異なるジャンルをクロスオーバーしながら(横断的に)アートを学び、地域と大学、地域と学生がつながり、創造し、ともに発展し、世界に向けて新たな価値観を発信してゆくという本学の基本理念を象徴的に表わしています。さらに、4つの峰にも見える部分は、本学の4つの基本理念それぞれを表わすとともに、本学校舎(アトリウム棟やシンボルタワーなど)に多用されている三角の形や実習棟(旧国立新屋倉庫)の三角屋根をも想起させる形態となっています。

このマークに使用されている2色のうち、ライトグリーンは太平山の山並み以外に、秋田市の市章の色であったり、千秋公園のハスの葉などを、またピンクは沈む夕日に美しく染まる日本海の波間以外に、秋田市の花であるサツキや秋田新幹線のイメージカラーなどといったものを、秋田市民の皆さんには連想していただけるかもしれません。さらに、この2色は、色相環上の補色関係に近く、互いの色彩を際立たせる効果があり、本マークの可視性や訴求力を一層向上させる狙いもあります。

それにしても、大学の校章としては極めて特異ともいえる形状のこのデザインが多くの本学関係者の支持を得、採用されたわけですが、この一事をとっても、本学の思想的な柔軟性や許容範囲の広さがうかがい知れるのではないでしょうか。制作者としましては、この校章がこれから秋田公立美術大学とともにあり、学生や本学関係者のみならず、広く市民県民の皆さんに親しまれ、愛される存在となっていくことを切に願います。
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# by icarts | 2012-11-13 00:28 | Akita
祝!秋田公立美術大学 設置認可!と、私ごとのお知らせ
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ほとんど方がすでにご存じだとは思いますが、先頃まで連日報道された田中真紀子文科相による「大学設置の不認可問題」は答申通りに認可ということで決着し、ようやく正式な認可書が交付されました。

今回の騒動に巻き込まれた3大学のうち、晴れて来春2013年4月に開学することになった秋田市が設立母体となる「秋田公立美術大学」は、現在の秋田公立美術工芸短期大学(美短)の施設などを引き継ぎながらも、全く新しい基本理念やカリキュラムのもと、東北地方以北では、初にして唯一となる4年制の公立美術大学として誕生することになりました。そもそも、これまで東北から北海道に渡る広大なエリアに、国公立の美術大学が1校もなかったという事実は、驚くべきことではないでしょうか。

さて、かくいう私も、実はこの騒動に巻き込まれることになりました。といいますのも、私自身、この大学にご縁があり、来春4月の開学より同校にて、美術学部美術学科のビジュアルアーツ専攻(現代絵画分野)の准教授として教鞭を執ることになっていたからです。
この国において、大学を新設することは本当にたいへんな事業です。昔は、大学新設のためにはトラック1台分の書類が必要だったらしいです。現行制度になってからは、かなり簡略化されたとはいえ、私自身が提出を求められた各種の書類だけでもかなりの量でしたから、新大学設置の申請にあたり作成された書類の総数は膨大なものだったと思います。それを実際に申請するために、一つひとつ精査するだけでも、どれほどの労力が必要になったことでしょうか。書類作成以外にも、文科省の指導に基づき、事前に校舎の新増設などもしなければなりませんし、当然のことながら、学長以下、専任教員もすべて申請前に確定し終えなくてはなりません。そのとてつもない難事業の最後の最後で、今回の大騒動となってしまいました。
この一件で、人生の岐路に立ち、大きな決断を迫られることになった受験生や編入希望の学生の皆さんはもちろんのこと、秋田市長や樋田学長をはじめ、秋田公立美術大学の設置に携わった方々の味わうことになった辛苦は計り知れないものがあったことは間違いありませんが、なにはともあれ、予定通り開学できることとなり、本当によかった!と思っています。

この秋田公立美術大学は、他にない全く新しい基本理念のもと、少人数制による、きめ細やか指導体制(1学年・約100名で、学生総数・約400名に対し、専任教員だけでも約40名を配置!)と本学独自の学びのシステム(開設される学科は美術学部美術学科の1学部1学科のみで、1・2年次では美術の基礎を総合的に学び、3年次より5つの専攻に分かれ、学生自身が選択した美術分野を専門的にさらに深く研究する。さらに各専攻に分かれた後も、各専攻内の様々な美術のジャンル<分野>を横断的に学ぶことができるとてもユニークなカリキュラムなど)を用意し、東北は秋田の地で、夢と情熱を抱き、美術を志そうという若者を待っています。
私自身も、浅学の身ではありますが、新しい環境のもと、精一杯、担当分野における後進の指導と育成にあたらせていただきます。もちろん現代美術家としても、より一層精進し、意欲的に作品制作と発表活動を行なっていくつもりですので、今後とも引き続き、よろしくお願い申し上げます!
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そして、誠に光栄なことに、秋田公立美術大学の開学にあたり制定される校章(マークとロゴ)の基本デザインを、この度、私が担当させていただきました。その新しい校章も、11月9日の秋田市役所での秋田市長と樋田学長による記者会見において、正式発表となり、秋田の地元日刊紙「秋田魁新報」 11月10日付の第1面をはじめ、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞などの各全国紙の秋田版ページでも大きく紹介されました。
この、校章としてはかなり珍しいと思われるほど横長で、躍動感と連続性のある伸びやかな形状のマークは、本学の英語名である「Akita University of Art」の頭文字「A、U、A」を繋げたような形になっており、ライトグリーンのラインは秋田市から望む太平山の緑豊かな山並みを表わし、ピンクのそれは夕日に美しく染まる日本海の波間を表現し、秋田市の有する豊かな自然環境をできる限りシンプルに視覚化しています。また、4つの峰にも見える形は、本学の4つの基本理念を表わすなど、このマークの形状や色彩には重層的な意味を持たせています。(デザイン・コンセプトなどの詳細につきましては、また改めて後日のブログにてご紹介します。)

入試の日程などは、若干の変更がありますが、ほぼ予定通りのスケジュールとなっています。本学にご興味をお持ちの方は、ぜひ本学ウェブサイトをご覧下さい。ただ、現在アップされているウェブサイトは申請認可前に作成されたもので、近いうちに、専任教員の紹介ページ(どのような顔ぶれになったかは、乞うご期待!)などが追加され、リニューアルされるらしいです。
また、正式な大学案内パンフレットも鋭意印刷中とのことで、これも近々(11月15日頃)、配布可能となるようで、その情報もウェブサイトにて告知がありますので、本学を志望される受験生の皆さんは特に注意して随時チェックするようにお願いします。
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# by icarts | 2012-11-10 11:41 | Akita
秋田・大館のアートと食を堪能!「ゼロ展 2012」公開講評会&「本場大館きりたんぽまつり」
c0018281_226846.jpg先日、秋田県大館市で開催された「ゼロ展 2012」の対話型公開講評会に、ゲスト講師として参加してまいりました。それにしても、秋田県は広い!県央部の秋田市から青森県に隣接する大館市まで、特急に乗ってもたっぷり1時間30分。車窓から米どころ秋田を象徴する田園風景を眺めつつ、大館にはどんなアートが待っているのかと思いを馳せながら、のんびり列車の旅を楽しみました。

c0018281_2272013.jpgそして、大館駅に到着。構内では、忠犬ハチ公のハチ公神社や巨大きりたんぽが乗客を迎えます。改札を出ると、ありがたいことにゼロダテ・スタッフの松渕さんにクルマで迎えに来ていただいていました。早速、「ちょっと、大館の朝市を覗きますか~」っと、松渕さんに案内され、「ゼロダテ駅前美術展」の会場のひとつにもなっている駅前の朝市へ。昭和の香り漂う空間に、売り手のおかあさんたちの威勢のいい秋田弁!唖然!本場の秋田弁はなんだかとてもパワフル!すごいな~~!この雰囲気のある朝市は、タムラサトルさんと伊藤大朗さんの展示会場となっていて、朝市と現代アートという、他では見ることができないコラボレーションに、ある種の衝撃を受けました。

c0018281_2218254.jpgその衝撃もつかの間、気づくとクルマは「ゼロ展 2012」会場の大館市樹海体育館に到着していました。この樹海体育館の隣の樹海ドームでは「本場大館きりたんぽまつり」が開催されており、すでに大勢の来場者ですごい活気です。その「きりたんぽまつり」の関連イベントとして、樹海体育館の入口では、忠犬ハチ公でおなじみの秋田犬(あきたいぬ)と触れ合えるコーナーがありました。イベントスタッフに勧められるがままに、講師陣は、しばし秋田犬と戯れ、本場の秋田犬のおとなしくかわいらしい表情に、すっかり癒されてしまいました。その様子をパチリ!

c0018281_2219573.jpg会場に入って少し展示されている作品を見て、まずはお昼ご飯。ゼロダテ実行委員長でもあり、大館名物・鶏めし「花善」のご主人でもある八木橋さんにおいしい鶏めし弁当を振舞っていただきました。その他にも、ゼロダテ・スタッフの皆さんに、きりたんぽなど、食べきれないほどの食事をご用意していただきお腹いっぱい!早速の素晴らしいおもてなしに感激!

c0018281_2291917.jpg今回で3回目となる「ゼロ展」の展示会場になっている大館市樹海体育館は、とても立派な体育館で、とにかく広い!その中に可動式の衝立を設置し、そこに出品作品を展示しています。この「ゼロ展」は、誰でも何でも出品できるとてもオープンな展覧会で、出品作品は現代絵画から彫刻などの立体作品、パフォーマンス、手芸、ネイルアートまで多種多様。出品参加者も年々増えているそうです。それらの出品作品を前に、出品者とゲスト講師が対話しながら公開で講評を行なうというのが、今日の対話型公開講評会というわけです。c0018281_22102551.jpg出品者の皆さんは、ひとり持ち時間5分の中で、自分の作品について、それぞれに与えられた時間が足りなくなるくらい積極的に発表され、講師陣の方が圧倒されるほどでした。また、説明の仕方も人それぞれで、お手製の説明クリップを作って来られる方や「良いところだけでなく、厳しくこれからの改善点も是非教えていただきたい」という方などなど・・・、とても意欲的な方が多く、思わずこちらも真剣になり、対話が白熱する講評会となりました。c0018281_22104235.jpg創造し自己表現する楽しさ、作品を発表し他人に鑑賞してもらう喜び、作品を介しいろいろな人とコミュニケーションする楽しさを出品者の方々は感じているようで、私自身も、様々な作品と個性溢れる出品者の方々に出会い、オリジナリティー溢れるエピソードなどをお聞きすることができ、「対話から生まれる可能性」を実感する楽しいひとときを過ごさせていただきました。

c0018281_2211353.jpg講評会終了後は、隣の樹海ドームに移動し、「本場大館きりたんぽまつり」会場で、おいしい本場のきりたんぽや大館産ホップ100%の生ビールなどをいただき大満足!
そしてさらに場所を移動し行なわれた懇親会では、自己紹介だけで懇親会の時間がほぼ終わってしまうくらいゼロダテのスタッフが多いことにも驚きました。皆さん自己紹介がとてもお上手で楽しい懇親会となりました。
c0018281_22114742.jpgさらに3次会では、地元大館市出身の中村政人さんいきつけの雰囲気のいいお店でおいしいお酒をいただき、この日一日で、秋の大館のアートと食を存分に堪能させていただきました。中村さんをはじめ、石山さんなどゼロダテ・スタッフの皆さんにはいろいろお世話になり、大館人の人情ともてなしの心に触れることができました。本当にありがとうございました!大館はとてもいいところでした!次の機会には、ゆっくりと大館市内の観光もしてみたいなと思っています。

c0018281_2213991.jpg最後は、講評会の翌日に、「駅前美術展」を見に来られたアイ・シー・アーツの太田さんとゼロダテ・スタッフの高橋さんをパチリ!

美の国あきた!生まれも育ちも神奈川の私は、秋田の魅力についてまだまだ知らないことがたくさんありそうです。たぶん、私と同様に、秋田のことをあまりよくご存じではない方々も多いと思います。「あきたにしました。」をキャッチフレーズにしたJRのデスティネーションキャンペーン(大型観光キャンペーン)の本番を来年に控え、すでにプレDCも始まっています。皆さんもぜひ機会があれば、見どころいっぱい、おいしいものいっぱいの秋田に出かけてみられてはいかがでしょうか。

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※ お土産に買った大館産のはちみつやお味噌!そして、ゼロダテさんのきりたんぽ本!
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# by icarts | 2012-10-22 22:40 | Akita
アートと食を求めて!秋田・大館市へ 「ゼロダテ/大館展 2012」
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皆さん、秋田県の大館市ってご存知ですか?大館市は青森県に隣接する秋田県の北部にある市で、曲げわっぱやきりたんぽ、そして、あの忠犬ハチ公でおなじみの秋田犬のふるさととしても有名なところです。そして近年、大館市を有名にしているのが、ゼロダテ!ゼロダテとは、大館市出身の現代美術家・中村政人さん(3331 Arts Chiyoda・統括ディレクター)が中心となり、c0018281_17352541.jpg大館ゆかりのクリエーターとともに立ち上げたアートプロジェクト。ともに大館を想い、新しい大館を創造するために、アートの分野のみに限らず、食文化や郷土文化などに関する催しを開催するなど、多岐に渡る活動を行なっています。都内でも、秋葉原近くにある3331 Arts Chiyoda内に、ゼロダテ・アートセンター東京を開設し、大館市や秋田県の文化を広く紹介しています。ちなみに、このゼロダテ(0/DATE)という名称は、大館 =「ODATE」を「0-DATE」、つまりゼロの日と読みかえ、新しい街を、また新しい何かを始める勇気やきっかけを創造するための活動を示しているそうです。

そんなゼロダテが主催する展覧会「ゼロダテ駅前美術展+ゼロ展 2012」が、10月6日(土)から14日(日)の会期で、JR大館駅前周辺やJR鷹ノ巣駅前周辺、大館市樹海体育館などを会場として開催されます。この展覧会は、2007年から大館市内の空き店舗などを使用して行なわれている美術展で、今年で6年目となるそうです。c0018281_17354781.jpgメインの展覧会となる「ゼロダテ駅前美術展」は招待作家による美術展で、JR大館駅前周辺やJR鷹ノ巣駅前周辺の商店街などを舞台として開催されます。また、同時開催の「ゼロ展 2012」は誰でも出品できるオープン参加型の展覧会で、会期の前半は大館市の御成町二丁目商店街のビルで展示され、後半の10月13日(土)と14日(日)は大館市の樹海体育館で作品が展示され、10月13日にはゲスト講師を招いての公開講評会も開催されます。

今回私は、ご縁があって、その大館市樹海体育館で開催される公開講評会のゲスト講師のご依頼を受け、初めて大館市に伺います。すでに100点あまりの作品が集まったとのことで、どんな作品や作家さんたちに出会えるのか、今からとても楽しみにしています。

そうそう、楽しみといえば、13日と14日に樹海体育館に隣接する巨大な木造のドーム球場・大館市樹海ドームで開催される「本場大館きりたんぽまつり」。昔ながらのきりたんぽから新作きりたんぽまでを食べ比べできるほか、大館市比内地方の特産品である比内地鶏が豪快に焼かれたり、c0018281_17362339.jpg1000本のきりたんぽをいっせいに焼く千本焼きなどもあるそうで、大館の食を存分に堪能できそう!こちらも期待大です!

アート作品で心を満たし、本場のきりたんぽや比内地鶏でお腹を満たす。なんて贅沢なんでしょう!秋田近県の東北地方に在住の皆さんはもちろん、首都圏にお住まいの皆さんも、ぜひこの機会に秋の大館を訪れてみられてはいかがでしょうか。ゼロダテのウェブサイトでは本展のパンフレット(PDF)をダウンロードすることができます。このパンフレットを見るだけでも相当楽しそうですよ!

※ 今回、私自身は「ゼロ展 2012」公開講評会のゲスト講師という立場での参加となり、作品は出品していません。お間違いなく。
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# by icarts | 2012-10-04 17:56 | Akita
「具体」展と元永さんの思い出
c0018281_2322425.jpgさる9月10日まで、東京・六本木の国立新美術館で開催されていた展覧会<「具体」-ニッポンの前衛 18年の軌跡>。会期中に鑑賞し、展覧会カタログも入手することができました。具体美術協会(「具体」)は、1954年に吉原治良をリーダーとして、関西の若い美術家たちで結成された美術家集団で、その一風変わったグループ名は、「我々の精神が自由であるという証を<具体>的に提示したい」という思いを表わしているそうです。「人のマネをするな!」、「これまでになかったものを作れ!」という吉原治良の指示のもと、若い「具体」の作家たちは次々とユニークな作品を生み出していくことになります。「具体」の全盛期は1950~60年代。この時代は日本が奇跡的な戦後復興を成し遂げた時代と重なります。そんなエネルギーに満ち溢れた時代に生まれた作品群を、政治・経済など様々な分野で行きづまりの様相を呈する現在の日本に生きる作家のひとりである私が観ると、素直に羨ましく思えます。もちろん当時、「具体」の活動に理解を示し、称賛する人々は少なかっただろうし、作品がどんどん売れるということもなかったでしょうから、リーダーでもあり、パトロンでもあった吉原治良の存在はとても大きなものがあったと思いますが、イメージと情報が溢れ、人マネの作品が平気で横行している現在の美術界の状況を鑑みるに、新鮮な感動をあらゆる造形の中に求め、「物質や表現」と格闘し続けた「具体」の作家の心意気や情熱を、現代の若い作家は(私も含め)改めてもっと見習うべきではないかと思えてきます。

その「具体」展の分厚いカタログにゆっくり目を通してみると、高島屋(大阪)での展示記録や写真が。カタログの最後のページを飾る「国際スカイフェスティバルでの吉原治良」(1960年、なんば高島屋・大阪)は、とてもいい写真です。高島屋は、日本橋高島屋の美術画廊Xや新宿高島屋などで、つい最近から現代美術を取り上げ始めたかと思いきや、街の企画ギャラリーが本格的に現代美術を取り上げるよほど前から現代美術展を企画していたんですね~。すごいです。

そんなことを思いながら、カタログのページをめくっていると、「主要参考文献」欄に見慣れた名前が掲載されているのを発見!現在、私のアーティスト・マネージメントを担当してもらっている太田善規さん。彼がカサハラ画廊のスタッフだった頃に編集を手掛けた「カサハラ画廊25年史 <1972-1997>」が、この「具体」展の参考文献として採用されていたとは!
c0018281_232607.jpg1972年にオープンしたカサハラ画廊は、あの世界的彫刻家 イサム・ノグチが個展を開催する日本で唯一の企画ギャラリーとして、知る人ぞ知る存在でした。他にも、アンソニー・カロやジョージ・リッキー、清水九兵衛や村岡三郎などといった彫刻家を積極的に扱うギャラリーだったのですが、関西のギャラリーということもあり、白髪一雄や元永定正、田中敦子といった「具体」の作家の企画展を開催したり、作品を扱ったりしていました。太田さんからは、そういう作家の人となりを今でもたまに聞いたりするのですが、とてもリアルでおもしろく、いつもたいへん興味深く聞かせてもらっています。
私自身も、企画ギャラリーでの本格的な個展を開催(2002年)したのが、(当時、東京の京橋にあった)カサハラ画廊だったこともあり、ギャラリー・オーナーの笠原さんに連れられて、名立たる大先輩の作家さんたちとの酒席に何回か同席させてもらったことがあります。昨年お亡くなりになられた元永定正さんと同席させていただいたこともあり、それは今では本当にいい思い出というか、いい経験となりました。もうかれこれ10年ほど前の話になりますが、当時すでにご高齢であった元永さんの生命力溢れる存在感や、誰に対しても分け隔てない気さくなお人柄とパワフルでエネルギッシュな話しっぷりや飲みっぷり、そして、その醸し出す何とも言えない独特の雰囲気に、まだ駆け出しの作家だった私は、ただただ圧倒され目を丸くさせたものでした。ですから、そんな元永さんのお若い時のパワフルさは、いかばかりかと・・・。

これまで関西では、兵庫や大阪などで、「具体」展が頻繁に開催されてきましたが、この度ようやく東京で「具体」の全容を紹介する展覧会を観ることができました。そんな「具体」展の会場を、在りし日の元永さんのお人柄などを偲びつつ、なんだか感慨深く巡りました。
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# by icarts | 2012-09-21 23:41 | Art
高島屋3店舗ハシゴ記!「タカシマヤのばら アートセッション」
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高島屋がバラをシンボルフラワーとして今年で60周年となることを記念し開催されている百華祭「タカシマヤのばら アートセッション」。初日の9月12日に、首都圏の高島屋3会場(日本橋店、新宿店、横浜店)に伺いました!今回の企画のために、私は<タカシマヤのばら>とのコラボレーションによる激レアな新作を5点制作しましたが、5店舗での同時開催なので、各店舗に1点ずつの展示となっています。

c0018281_1953494.jpgこの日、まず最初に伺ったのは、日本橋高島屋。その日本橋店の中央通り側のショーウィンドウを飾っているのは、お澄まし顏の特製トートバッグたち。作品さながらに大切に、そしてかわいく展示されていて、道行く人が立ち止まって眺めています。そして、1階の正面入口を入ってすぐのスペースでは、「百華祭」の巨大なディスプレイがお客さまをお出迎え!凄い!百華祭ということで、まさに華やか!そして、ピンクを基調とした5階の特設会場では、各作家の原画作品が額装され、見やすい状態で展示されています。また、それぞれの作家の作品を基にして製作されたトートバッグや風呂敷も同じ場所で展示販売されています。お客さまに、いかにして上質なものを提供し、夢を与え、なおかつ、百貨店という場所で楽しんでもらうかを追究し続けているこの老舗百貨店のサービス精神が、今回の日本橋店のディスプレイにも溢れています。

c0018281_19534084.jpg今回は、高島屋の総力を挙げての企画ということで、美術部の荒木さんをはじめ、マーチャンダイジング本部政策室、広報室、婦人雑貨・特選衣料雑貨室、呉服室など、さまざまな部署の皆さんが知恵を出し合い企画されたものだそうです。特製のトートバッグは、エコバッグ的な簡易なバッグにただプリントされているというものではなく、高島屋ならではの、上質感にこだわった一品となっていて、牛皮を持ち手と底に使用した上品でしっかりとした作りのバッグです。また、風呂敷は、呉服部の皆さんがちりめんの質感と原画作品の色味の再現にとことんこだわり抜いた一品。しかも、どちらもメイド・イン・ジャパンにこだわった限定品です。

c0018281_2084725.jpg各作家の原画作品は、すべて額装済みの状態での販売となっていますが、この特別企画のためだけに制作したということもあり、どれも比較的お手頃な価格となっています。今回出品されている作品の形式は、一部の作品を除き、基本的にはすべて統一のものとなっていて、事前に高島屋から提供された<タカシマヤのばら>が版画として刷られたコットン紙を使用し、それに各作家が独自の表現を加えるというスタイルです。 それぞれの作家が独自の趣向を凝らしながら、1点1点丹念に制作したことはもちろんですが、その<タカシマヤのばら>が版画として刷られたコットン紙そのものも、版画の刷り色にこだわり、何度も刷り直してできたもので、まさにダブルネームの贅沢な一品なのです。こういう作品は、作家だけの意志ではなかなか実現しないものなので、本当にとてもレアな作品ではないかと思います。それぞれの作家と<タカシマヤのばら>とのコラボレーションの妙を、ぜひこの機会にお楽しみいただければ幸いです。

c0018281_19543758.jpg特設会場では、企画総担当であるマーチャンダイジング本部政策室の方や販売スタッフの方たちと記念に、パチリ!また、いつもお世話になっている美術部の中澤さんをはじめ、福田さん、平岡さん、花坂さんや多くのスタッフの皆さんにお会いすることができました。

次にお伺いした横浜店では、昨年の個展でお世話になった垂水さんや洞内さんや美術画廊のスタッフの皆さんにお会いし、ゆっくりお話することができました。ここ横浜店の特設会場は、比較的スペースが狭いので、その中を忙しく行き来されている販売スタッフの皆さんのお邪魔にならないように、こっそり拝見しました。これから横浜店にお越しいただくお客さまには残念なお知らせですが、横浜店で販売されている私の原画作品の他、大谷有花デザインのトートバックや風呂敷は、早くも完売となっていました。あしからずご了承下さい。ただ、原画作品は会期中、ご覧いただけます!

c0018281_19522367.jpgそして、最後に伺った新宿店では、ちょうど特設会場におられた美術部の仲田さんや日向さんにお会いすることができました。新宿店では、9月18日まではハンズ側の2階・特設会場で展示販売されていますが、9月19日からは2階・ウエルカムゾーンに会場を移し、展示販売されるそうです。またそれにあわせて、9月19日から、新宿店 10階の美術画廊では、「タカシマヤのばら アートセッション」の関連企画展として、「タカシマヤのばら アートセッション」に出品している作家の作品展が開催されます。こちらでは、それぞれの作家のオリジナル作品が購入できます。

この日はそれぞれの高島屋で、多くのスタッフの皆さんにお会いし、国内消費が低迷していると言われて久しい今日においても、上質なものを上質なサービスで提供しようという伝統と格式ある老舗百貨店の商いの心意気に触れたように感じました。本当に大切な方への贈り物は(自分自身へのご褒美も含め)、こういうお店で選んで贈りたいと、改めて思いました。

追記 :
早速、トートバッグをご使用いただいた感想などを頂戴しています。ありがとうございます。とても使用感がよく、ちょうど使いやすいサイズだとの感想などをいただいています。私も実際に使うのが待ち遠しいです。


◆ 名称 : タカシマヤのばら アートセッション
◆ 会期 : 2012年 9月12日(水) ~ 9月25日(火)
◆ 会場 : 髙島屋・東京店、新宿店、横浜店、大阪店、京都店の各特設会場にて同時開催
◆ 企画参加アーティスト (計 24名、50音順) :
岩田壮平、大河原愛、大谷有花、大森暁生、金丸悠児、川久保ジョイ、極並佑、齋正機、さとうかよ、重野克明、たかはしじゅんいち、瀧下和之、土屋仁応、永島千裕、中村ケンゴ、福井江太郎、フジイフランソワ、松浦浩之、松山賢、ミヤケマイ、安岡亜蘭、山本太郎、渡邊佳織、渡辺おさむ 
◆ 「百華祭」特設ウェブサイト : http://www.takashimaya.co.jp/store/special/hyakkasai/


◇ 関連企画展「タカシマヤのばら アートセッション出品作家作品展」
◇ 会期 : 2012年 9月19水) ~ 9月25日(火)
◇ 会場 : 新宿高島屋 10階・美術画廊
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# by icarts | 2012-09-15 20:20 | Art
「タカシマヤのばら」 = イングリッシュローズ
c0018281_16111756.jpgバラのショッピングバッグや包装紙といえば、タカシマヤを連想するほど、バラはタカシマヤのシンボルフラワーとしてすっかり定着していますが、現在「タカシマヤのばら」として使用されているバラの種類は、「イングリッシュローズ」らしいです。
バラと一口に言っても、驚くほどたくさんの品種があることは、ご存知の方も多いかと思います。その中でも特に園芸愛好家に人気のイングリッシュローズは、オールドローズとモダンローズを交配して作られた新しいバラで、オールドローズのクラシックで高い香りを受け継ぎ、モダンローズから丈夫で育てやすい四季咲き性を受け継いだ理想的なバラです。イギリスの有名なブリーダーであるデビッド・オースチンの品種改良により、今年も5種類の新たなイングリッシュローズが誕生したそうです。

c0018281_1613101.jpgオールドローズの歴史は古く、原産地は現在のトルコ共和国あたりだそうで、それを十字軍がヨーロッパに持ち帰り、その結果、バラがヨーロッパ諸国に広がったんだとか。中世、キリスト教の禁欲主義的な道徳観により、一般人のバラ栽培は禁止され、教会や修道院でのみ赤(キリストの血を表す)と白(マリアを表す)のバラが栽培されました。ルネサンス期に入ると、バラは再び一般の人々の手に戻り、その後、世界的に広まったとのこと。ボッティチェリの名画「ヴィーナスの誕生」には、バラの原種が描きこまれていますが、その姿は驚くほど素朴。以来、現代まで、バラは多くの園芸愛好家に親しまれながら栽培され、飛躍的に発展し、多くの人々を魅了し続けています。

というわけで、今年は、タカシマヤがバラをシンボルフラワーとしてからちょうど60周年となることから、それを記念し、「タカシマヤのばら アートセッション」が開催されるわけですが、その現在の「タカシマヤのばら」であるイングリッシュローズの故郷・イギリスでは今年、エリザベス2世が女王即位60周年!なんと、タカシマヤがバラをシンボルフラワーとしたその年にエリザベス2世が即位されていた!イングリッシュローズと60周年つながりで、タカシマヤにとって2012年はとてもおめでたい年であることを、いまさらながら、発見してしまったのでした。


◆ 名称 : タカシマヤのばら アートセッション
◆ 会期 : 2012年 9月12日(水) ~ 9月25日(火)
◆ 会場 : 髙島屋・東京店、新宿店、横浜店、大阪店、京都店の各特設会場にて同時開催
◆ 企画参加アーティスト (計 24名、50音順) :
岩田壮平、大河原愛、大谷有花、大森暁生、金丸悠児、川久保ジョイ、極並佑、齋正機、さとうかよ、重野克明、たかはしじゅんいち、瀧下和之、土屋仁応、永島千裕、中村ケンゴ、福井江太郎、フジイフランソワ、松浦浩之、松山賢、ミヤケマイ、安岡亜蘭、山本太郎、渡邊佳織、渡辺おさむ 

各原画の販売は、上記の各店舗にて、9月12日(水)午前10時から。
店舗により、展示販売する作品が異なります。どの作家のどの作品が、どの店舗で販売されるかにつきましては、9月10日(月)より店頭置きされるパンフレットにてご確認下さい。
タカシマヤのウェブサイトでの今企画の告知も、9月10日(月)からとなっています。
http://www.takashimaya.co.jp

上の写真の作品は、「タカシマヤのばら アートセッション」出品作品 : 
大谷有花 「五色想花」
2012年 
(「タカシマヤのばら」モチーフ版画入りの)コットン紙にアクリルガッシュ、メディウム 
53 x 53 cm
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# by icarts | 2012-09-04 16:18 | Art
「タカシマヤのばら アートセッション」 告知
c0018281_22363318.jpg
高島屋が1952年にバラをシンボルフラワーとしてから今年で60年。その「タカシマヤのばら」と気鋭の若手美術作家24名がコラボレーション!「タカシマヤのばら」をモチーフにした作品をそれぞれの作家が特別に制作。9月12日(水)から、高島屋・東京店をはじめ、新宿店、横浜店など主要5店舗の特設会場にて、その各作家の原画ならびに、原画を使用したトートバッグ(全作家分)、ふろしき(大谷有花を含め、5名の作家分)が展示・販売されます。

c0018281_21423450.jpg今回出品される作品の形式は、基本的にはすべて統一のものとなっていて、事前に高島屋から提供された「タカシマヤのばら」が版画として刷られたコットン紙を使用し、それに各作家が独自の表現を加えるというスタイルです。ちなみに私は、普段ほとんど使わない水彩系の絵具を用い、5点の作品を仕上げました。24名の作家それぞれが自分自身の作風や表現方法をどのように駆使し、「タカシマヤのばら」を料理したかが、今企画の見どころではないかと思います。出品作家のひとりである私自身も、他の作家さんたちが今回、どのような表現を提示されたのか興味津々で、それぞれの作品を拝見するのがとても楽しみです。
このタカシマヤを挙げてのスペシャル企画!こうご期待です。
(発売中の美術雑誌「アートコレクター」9月号には、今企画の記事が掲載されています。)

◆ 名称 : タカシマヤのばら アートセッション
◆ 会期 : 2012年 9月12日(水) ~ 9月25日(火)
◆ 会場 : 髙島屋・東京店、新宿店、横浜店、大阪店、京都店の各特設会場にて同時開催
◆ 企画参加アーティスト (計 24名、50音順) :
岩田壮平、大河原愛、大谷有花、大森暁生、金丸悠児、川久保ジョイ、極並佑、齋正機、さとうかよ、重野克明、たかはしじゅんいち、瀧下和之、土屋仁応、永島千裕、中村ケンゴ、福井江太郎、フジイフランソワ、松浦浩之、松山賢、ミヤケマイ、安岡亜蘭、山本太郎、渡邊佳織、渡辺おさむ 

各原画の販売は、上記の各店舗にて、9月12日(水)午前10時から。
店舗により、展示販売する作品が異なります。どの作家のどの作品が、どの店舗で販売されるかにつきましては、9月10日(月)より店頭置きされるパンフレットにてご確認下さい。
タカシマヤのウェブサイトでの今企画の告知も、9月10日(月)からとなっています。
http://www.takashimaya.co.jp

上の写真の作品 : 
大谷有花 「ウサギねずみの対話 Ver.50 -美しき贈りもの-」
2012年 
(「タカシマヤのばら」モチーフ版画入りの)コットン紙にアクリルガッシュ 
53 x 53 cm
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# by icarts | 2012-08-25 22:04 | Art
第一生命ギャラリーとVOCA賞
先日、久しぶりに第一生命ギャラリーにお邪魔しました。東日本大震災の影響もあり、南ギャラリーの企画は一時お休みになっていましたが、今年は例年通り、VOCA受賞者の個展が開催されています。現在は、少し前にバッタリお会いした今津景さんが個展を開催中です。大作中心の意欲的な展示です。(8月3日まで)
また、脇田和作品を常設展示してきた北ギャラリーは、さる7月20日をもって一時閉館となり、今後、新たな展開で再出発の予定だそうです。
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そして、VOCA賞は来年でなんと20周年を迎えるそうです。すごい!継続することの難しさは、時代の移り変わりの中で、これまでに様々な形態で生まれては消えていった幾多の美術賞を見てもわかります。選考委員の先生方と推薦人の方々の強い責任感と高い見識により、将来性、持続性、信頼性のある現代美術作家を毎年発掘し続けているVOCA賞。毎年毎年、そういった人材を選出することは、たいへん難しいことだと思います。このあたりはさすが、美術界の第一線で活躍される評論家、学芸員諸氏の眼力の成せる技といえるのでしょう。もちろん、VOCA賞の継続は第一生命保険株式会社の経済的な支えがあるからこそ。出品作家、選考委員、推薦人、上野の森美術館、第一生命、それぞれが絶妙なバランスで支え合い、20年間に渡り継続されているVOCA賞は、いまや若手現代美術作家の登竜門としてのみならず、日本の美術界の誇りとなりつつあるのではないでしょうか。

第一生命保険株式会社において、VOCA賞を直接サポートする部署は、DSR推進室。上の写真・左の吉田恵美子さんは、今年度からDSR推進室に移動されたばかりだそうで、昨年度までは、東日本大震災で被災された皆さんへの保険金の支払いなどの業務で、被災地へ出向く日々が続いていたそうです。現在は、すでに99%の支払いが済んでいる状況にあるとのこと。ただ、被害はあまりにも甚大で、現在でも被災各地の復旧・復興はまだまだ進んでいない状況だと話されていました。吉田さんの右隣の方は、南ギャラリー受付担当の月岡さんで、上の写真・右は、北ギャラリー受付担当の榎本さんです。

c0018281_12154269.jpg第一生命本社では、創立110周年記念特別企画として、1Fロビーでは、歴史的建造物としても有名な第一生命ビルの歴史を紹介するパネルが展示されていたり、普段は非公開となっているマッカーサー記念室が期間限定で一般公開されたりして、連日多くの人が来場されたようです。(この企画は7月22日で終了しました)
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# by icarts | 2012-07-23 12:24 | Art
さがみはら・潤水都市ランチ X クールシェア
c0018281_13443739.jpg6月から、相模原市役所・本庁舎6階の食堂にて販売がスタートした「潤水都市ランチ」!毎回100食限定のこの特製ランチは、市役所の各課の皆さんがそれぞれの専門分野を生かしメニューを考案したもので、毎月メニューが入れ替わり、計12品が楽しめます。毎月第1金曜日の午前11時からの販売となっています。ちなみに初回は、販売前から行列ができ、12時10分には見事100食完売となったとかで、たいへん好評のようです。次回は、8月3日(金)に第3弾として、商業観光課の皆さんが考案した「王朝キムチのボリュームチャーハン(味噌汁つき・500円)」が販売されますので、お楽しみに!c0018281_13465774.jpg
さらに、暑い夏を少しでもクールに過ごしてもらおうということで、今回は銀河アイスと銀河アリーナ(屋内プール)の入場券もプレゼントされます。これは、環境省が推進する「COOL SHARE (クールシェア)」(= それぞれの家庭のエアコンを消して、みんなが涼しい場所に集まることによって、節電しながら涼しさを共有しようという試み)に呼応した取り組みの一環で、市役所食堂や銀河アリーナがクールシェアスポット(= 涼しさを共有するためのスペース)となります。
さあ、夏本番!「王朝キムチのボリュームチャーハン」で腹ごしらえしたあとは、プールでひと泳ぎ!みんなでクールをシェアしながら、楽しみましょう!
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# by icarts | 2012-07-20 13:57 | Sagamihara
「熱湯玉露」と「曳舟」
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作品制作は肩こりや眼精疲労を伴う細かい作業も多いのですが、そんな制作の合間の一服には、お茶が欠かせません。最近よく飲んでいるお茶は、「熱湯玉露」。これは、熱湯で玉露が美味しく入れられる優れもの。手軽に美味しいお茶が飲めるので、とても重宝してます。暑い日には、たっぷりの氷に熱いお茶を注いで冷んやり冷茶で。これ、最高です!
そして、現在、愛用している急須は、岩手県南部鉄器の急須「曳舟」。伝統工芸の技と現代的な感性が融合した優美なデザイン。この急須はMoMA(ニューヨーク近代美術館)のカフェでも使用されているのだとか。美術作品に限らず、作り手のこだわりが感じられる一品はやはり素敵です。普段から、身体の健康を気遣い、食のバランスや栄養に心がけている方は多いかもしれませんが、このストレス社会においては、上質な美から得られる心に必要な栄養を意識して摂取することもとても重要なことではないかと思います。美は心の元気の素!
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# by icarts | 2012-07-19 16:37 | Goods
便利!ミューズ・ノータッチ
c0018281_119567.jpg仕事柄、絵の具などで汚れることが多いので、なにかとよく手を洗います。使う石鹸は天然由来のものが多いのですが、最近、購入したのは、これ!「ミューズ・ノータッチ泡ハンドソープ」。センサーに手をかざすと、「ピュ~ィ、ポッ!」という小さな音とともに1回分の石鹸が自動的に泡となって出てきます。なんとなく未完成な感じのデザインというか、愛くるしいデザインというか、本体はやや微妙な見た目ながら、機能はしっかりしていて、手洗いを楽しみにさせる憎いヤツです。これからますます手を洗う回数が増えそうです。もっといろんな形のバリエーションがあったらもっとうれしいかも!

http://www.musejapan.jp/product/notouch.html
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# by icarts | 2012-07-13 11:33 | Goods
せっせと制作!制作!
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いつの間にか今年も後半戦に突入しましたね~。皆さん、元気に梅雨を過ごしてますか?私は日々、せっせと制作しています。いつもは主に油彩画を描いていますが、現在は、次の企画用に水彩で作品を描いていて、これはかなり新鮮な感覚です。今回は全部で5点ほど制作し、発表する予定です。なかなか綺麗ですよ~。展示の詳細はまた後日お知らせします。お楽しみに~!
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# by icarts | 2012-07-10 09:38 | Art
日本橋高島屋にて打ち合わせ
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先週末は、日本橋高島屋の美術画廊にお伺いし、美術部の平岡にしきさん、花坂陽朗さんと打ち合わせ。高島屋さんとのお付き合いは、高島屋美術部創設100周年を記念し、次代を担う若手作家の助成と発掘を目的に2009年から2010年にかけて開催された「美の予感 2010 -新たなる平面のカオスへ-」への出品がきっかけで、これまでに、新宿高島屋でのクリスマス展(2010年)や横浜高島屋での個展(2011年)などでお世話になっています。
高島屋の企画は、同じ高島屋でも、それぞれ担当される美術部員の方の感性によって、趣向の違うアプローチが試みられ、お客さんのみらず、出品作家としても、毎回オファーが楽しみです。

この日は、次回の個展の打ち合わせのためにお邪魔しましたが、開催時期などの詳細につきましては、また後日ということで。。。

また、これとは別の企画で、今秋に高島屋大型5店舗で開催予定のユニークな企画にも参加します。こちらの詳細も後日となりますが、たいへんおもしろい企画になりそうですので、乞うご期待!

日本橋タカシマヤ 美術画廊
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event3/index.html
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# by icarts | 2012-06-18 04:16 | Art
「シティセールスサポーター委嘱式」と「さがみはらミニ情報」
c0018281_045129.jpg先日は、相模原市役所の第一会議室にて、平成24年度のシティセールスサポーター委嘱式とシティセールス会議があり、今年度のシティセールスサポーターズ(以下、SCSS)のメンバーが全員集まりました。式では、2009年のSCSS発足当初からお世話になっている笹野部長(写真・右)から今年度の委嘱状をいただき、続いて行なわれた会議では、シティセールス推進課(以下、推進課)の林課長(写真・左)をはじめ、櫻澤さんや他の推進課の方々から、市としての様々な取り組みについての説明があり、その後、SCSSメンバーとの意見交換なども行なわれました。今年度からはシティセールスを担当する部署が「班」から「課」になったこともあり、市を挙げて、ますます幅広い様々なシティセールス活動が行なわれることになっています。

c0018281_123619.jpgSCSSのメンバーは、市からの依頼に基づく活動以外に、普段、それぞれの仕事(活動)の中で、各々工夫しながら、相模原市の魅力を市の内外の方々に伝えるべく努めています。私自身は、日常の美術家としての活動の中で、初対面の方々にご挨拶する折に、美術家としての名刺以外に、SCSSの名刺も一緒にお渡しすることによって、その場で相模原市のことを話題とするきっかけにしているのですが、3年前に比べると明らかに、相模原市の認知度が上がっていると感じます。特に、リニア新幹線の駅が将来、相模原市内にできる予定があることやアートラボはしもとが開設されたことなどは市外の方々もよくご存知で、そういった明るいニュースや推進課の皆さんをはじめ、市の様々な取り組みやSCSSメンバーそれぞれの地道なシティセールス活動が着実に効果を発揮しはじめ、活気ある伸びゆく街・相模原市のイメージが徐々に広がりつつあるように思います。これからも推進課の皆さんとSCSSが一体となって、ますます相模原市の魅力を全国に、そして世界に発信できればと考えています!どうぞよろしくお願いします!

会議後は、メンバーの個人写真と集合写真の撮影がありました。今年度は3名が新たに加わりました。この日に撮影されたメンバーの写真は、市のホームページに掲載されていますので、今年度のSCSSの顔ぶれをチェックしてみて下さいね。

c0018281_113077.jpgホルン奏者の熊井さん(写真・左)をはじめ、美術家やスポーツ選手、歌手など、SCSSは多彩な職種のメンバーにより構成されていますが、推進課も負けていません。林課長と今年から推進課に入られた小堀さん(写真・右)は、ともに民間企業での勤務経験者。推進課の原さん(写真・中央)たち熱血公務員の皆さんと力を合わせながら、民間でのキャリアをシティセールスの推進にどんどん活かしていただきたいですね。


◎ ミニ情報 1 / 「潤水都市ランチ」 始まります!

c0018281_17542.jpg6月29日から、相模原市役所・本庁舎6階の食堂にて「潤水都市ランチ」の販売が開始されます!毎回100食限定のこの特製ランチは、市役所の各課の皆さんがそれぞれの専門分野の知識を生かしメニューを考案したもので、月替わりで計12回メニューが入れ替わります。今月は29日(金)に販売され、以降は毎月第1金曜日の午前11時から販売されます。市民の皆さんはもちろん、市外の方々も販売日に相模原市にお越しになる機会があれば是非、さがみはらの季節の食材に触れてみて下さいね。


◎ ミニ情報 2 / 「相模原市シティセールスマップ」 配布開始!

c0018281_182370.jpg相模原市の全貌が一目でわかる「シティセールスマップ」が完成し、市役所や各区役所、まちづくりセンターなどで配布されています。このマップは相模原市の魅力や見どころなどがコンパクトにまとめられていて、さがみはらを知るには絶好!特に、この春から相模原市にお住まい、お勤めの皆さんや新入学生の皆さんは必見!これを見れば、あなたも「さがみはら通」?!ウェブサイトでもご覧になれますよ。iPhone用アプリもApp Storeから入手できます。
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# by icarts | 2012-06-18 04:10 | Sagamihara
浅草橋のGallery YUKI-SIS
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今年3月に、浅草橋にオープンしたGallery YUKI-SIS (ギャラリー・ユキシス)。オーナーの寺嶋由起さんは、これまでの10年間、東京・京橋にあるギャラリー椿でお勤めされていた方。長い間、ギャラリー椿におられたので、ご存知の方も多いかと思います。私は2007年に中国の北京にあるギャラリーで開催されたグループ展に出品した際にいろいろお世話になりました。そんな寺嶋さんが開廊されたギャラリーにこの度、お伺いしました。
浅草橋駅から徒歩数分の東京プラスチック会館の1階にあり、まずまずの広さの展示空間が2つあるギャラリーで、現在は、「Melting Point -茶の湯とアート、即興舞-」という趣向を凝らしたグループ展を開催中!(6月30日まで)

c0018281_40271.jpg寺嶋さんご本人は「とにかく毎日、ギャラリーを切り盛りして自分のペースを作ってる状況。」と、中国に一緒に行ったときと変わらぬ笑顔。「一応、オーナーなんだけど、まだまだスタッフみたいでしょ。」と言いつつ、顔見知りじゃないお客さんも含めて、その場にいるみんなをいつの間にか巻き込むフレンドリーな雰囲気は健在でした。この日も初対面のお客さんを交えて、作品鑑賞と会話を楽しませていただきました。「これも寺嶋さんのキャラクターのなせる技だな~。」と、今日出会ったばかりのお客さんも感心しきり。

アートビジネスの業界経験が長く信頼でき、女性らしいソフトな接客の寺嶋さん。なにかアートが欲しいけどわからん!という方は、是非一度Gallery YUKI-SISを訪ねてみて下さい。とっても親身になって、一緒にお気に入りの一品を選んでもらえると思いますよ~。


Gallery YUKI-SIS
http://yuki-sis.com/index.html
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# by icarts | 2012-06-18 04:05 | Art
週末は親子でアートしちゃいましょう!
ゴールデンウィーク中に正式オープンしたアートラボはしもと。5月3日から始まったオープン記念イベントには、連休ということもあり、たくさんの親子連れが来場、たいへん賑わったようです。また、このオープン記念イベントに先立って市内の小学校で開催されたワークショップでは、美大生ならではのユニークな授業が小学生の豊かな感性を刺激し、斬新な発想を引き出したみたいで、とてもおもしろい作品がたくさん生み出されました。それらの作品をアートラボの様々な場所で楽しむことができます。今回は、その一部をご紹介します。
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<みんなで作った「教室のまもり神」>
市内の小学生たちが力を合わせて制作した教室の守り神たちが展示されています。「ハサピー」(上・左)は、図工室の守り神。絵が上手に描けるようになったり、工作を手伝ってくれるのだとか。理科室の守り神「充血神様」(上・中央)は、実験学習の安全を見守りすぎて目が充血!全身が実験道具でできています。ブランコがチャームポイントの「ミスター・グラウンド」(上・右)は、校庭の守り神。みんながケガなく運動できるように、見守ってくれます。

c0018281_2147321.jpg<夢と希望がいっぱい詰まった「未来下駄箱」>
小学生ひとりひとりが、未来の自分が履くことを想像して描いた靴が下駄箱にいっぱい並んでいます。それぞれの夢と希望で彩られた素敵な靴たちはどんな未来の大地を駆けるのでしょう。c0018281_2141327.jpg

「はじめましてアートラボ」と題されたオープン記念イベントは、6月24日(日)まで開催!会期中の土・日は、家族みんなで楽しめるワークショップが盛りだくさん!大人も子どもも、アートラボはしもとでアートしちゃいましょう!

◎ 5/27(日) 13:00~16:00
<おハながらート・プロジェクト> 指導:佐竹宏樹さん(版画家)

◎ 6/9(土) 13:00~16:00
<木材であそぼう> 指導:石橋唯さん、佐藤圭佑さん、中島敦さん(3名とも美術家)

◎ 6/16(土) 10:00~12:00
<銀づつみオブジェのあやしい世界> 指導:森脇裕之さん(ライトアーティスト、多摩美術大学准教授)
持ち物:アルミホイル、包みたい物

各イベントには、当日、自由に参加できます。私が子どもだったら、すべてのイベントに毎週欠かさず参加すること間違いなし!(各展示・イベント内容の詳細は、こちら!)

c0018281_21482024.jpg週末は子どもたちの歓声で賑やかなアートラボですが、平日の館内は静かで落ち着いた感じ。訪れる方は美術系大学の学生や教職員、若手美術家、教育関係者が多いのかも。受付のカウンターに芳名帳のようなものがあったほうがいいかもしれないと思いました。今回、展示会場や新しい事務所などをご案内いただいた美術専門員の加藤慶さんは、私と同じ多摩美術大学の出身。「アートラボはしもとでは、机上の研究では得られない観客のリアルな反応が見られるのがとても楽しいし、これからも市民の皆さんとともにアートで街を盛り上げて、相模原市をどんどん活性化していきたい。」と話されていました。事務所では、柳川雅史所長を中心にスタッフの皆さんが、早くも次の企画の準備を進められている様子でした。次の企画もたいへん楽しみです!
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# by icarts | 2012-05-25 22:08 | Sagamihara
読売新聞社の相模原支局長・金成真也さんに逆取材
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先日、読売新聞社の相模原支局長・金成真也さんに取材を受けた内容は、5月10日(木)付の読売新聞・朝刊 「横浜版」と「相模原版」の32面<文化を語る>という特集記事で紹介されました。横浜や相模原にお住まい・お勤めの方以外は、ご覧いただけなかったと思いますので、こちらをぜひチェックしてみて下さい。取材の当日は、初対面だったのですが、私から金成さんにも、新聞記者のことや相模原市のことなどについて、逆取材をさせていただきました。

小学校の卒業文集で、記者になりたいと宣言したほどの筋金入りの新聞記者である金成さんは、北海道のご出身。相模原に赴任される前は、北海道や岐阜、埼玉、東村山などなど、だいたい2年おきに各支局を移動されていたそうで、取材をされるときは、現地の言葉に合わせて話されるために、いまでは、各地の訛りがミックスされて、どこの人かわからない訛りになってしまったらしいです。そんな、今年の2月から相模原支局長になられた金成さんに、他の地域と相模原市の違いをお聞きすると、一番驚かれたことは、読売新聞が相模原市の多くの世帯で購読されていること!だったそうです。例えば、岐阜では、中日新聞が地域で最も有名で売れている新聞らしく、読売新聞の記者は取材先ではどことなく肩身が狭かったそうです。各地方での地元紙の存在感は、ずっと首都圏に住んでいる私には、実感として、なかなかわからないですが、地方と大都市圏での全国紙の認知度と存在感は、それくらい違うものらしいです。

新聞は、デジタル情報と違い、紙面がずっと残るものなので、真実をより慎重に、誤りがないように報道することに細心の注意を払い、裏付けとなる資料を調べ尽くして、より確かな情報のみを提供するように心がけているとのこと。情報化社会だからこそ、その基準となるべき新聞の確かな情報が必要だと話されていました。

新聞はやはり情報の基本ですね。幅広いジャンルの確かな情報が得られる媒体ですから、私自身は、ネット上で様々なレベルの情報が氾濫する現代における新聞の価値を今一度、見直したいと思っています。金成さん、ありがとうございました!
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# by icarts | 2012-05-12 19:10 | 対話のかたち
5月10日(木)の読売新聞・朝刊「横浜版」と「相模原版」に!
c0018281_20474592.jpg昨日、読売新聞社の相模原支局長・金成真也さんにお会いし、美術家としての私自身のことや作品のことなどについて、取材を受けました。この取材の内容は、5月10日(木)の読売新聞・朝刊 「横浜版」と「相模原版」の<文化を語る>という特集記事で紹介される予定です。横浜や相模原にお住まい・お勤めの方は、当日・朝の読売新聞をぜひチェックしてみて下さいね。
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# by icarts | 2012-05-08 20:49 | Information
新しいアートの発信拠点「アートラボはしもと」誕生!
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ご存知の方も多いかと思いますが、私の地元・相模原市は美大生の街としても有名で、市内および隣接地域には、私の母校である多摩美術大学をはじめ、女子美術大学、東京造形大学、桜美林大学の4つの美術系大学があり、それらの大学に通う学生や教職員の方々の多くが相模原市に在住されています。そういう意味で、相模原市は新しいアートが生まれる街としての潜在的可能性を大いに秘めています。

c0018281_150763.jpgそんな相模原市に、この度ついに、新しいアートの発信拠点となる施設「アートラボはしもと」(橋本駅から徒歩約10分)が、巨大ショッピングセンター・アリオ橋本の隣接地に開設されました。このアートラボはしもとは、相模原市美術館検討委員会が2009年に加山市長へ提出した提言書に基づき開設された施設で、企業や大学と連携して文化振興や産業振興などにつながる事業を企画・実施し、相模原市が文化芸術創造都市となるべく、アートによる「まちづくり」の役割を担うとともに、開設が検討されている市立美術館の計画にこのアートラボはしもとの取り組みを生かすことも目的となっています。

さる4月1日をもって開設されたアートラボはしもとですが、現在は、来る5月3日(祝)の本格オープンに向けての準備で大忙し!といった状況で、柳川雅史所長をはじめ、美術専門員の加藤慶さんや久野真明さんと近隣の美大に通う学生スタッフの皆さんの独創性と企画力から生み出された夢のある各種アートプロジェクトの準備が着々と進められています。

c0018281_1501945.jpg先日、私はそんなたいへんな状況だとも露知らずにお邪魔したのですが、相模原市民ギャラリー時代から懇意にしていただいている柳川所長がお忙しい中、施設の内部や進行中の様々なアートプロジェクトを詳しく紹介して下さいました。5月3日から開催されるオープニング記念事業「はじめましてアートラボ」では、相模原ロータリークラブが資金を提供した7つのプロジェクトが紹介されるとのこと。それら7つのプロジェクトは、「教室のまもり神」、「未来下駄箱」、「銀づつみオブジェのあやしい世界」、「育てよう心の花」、「フラワーアート&コンサート」、「思い出アニメーション」、「おハながらート・プロジェクト」。そのタイトルだけを聞いても、わくわくドキドキ!小さなお子さんからご年配の方々まで、親子やカップルでも楽しめる市民参加型の楽しい企画がたくさん用意されていますので、このゴールデンウィークの気軽なお出かけスポットとしても最適ではないでしょうか。

c0018281_15184258.jpgというわけで、現在館内は、準備中なのですが、そんな様子も見られてしまうのが、この施設の開放的なところ。近隣にお住まいの方は、ちょっと施設内を覗きに行かれてはいかがでしょうか。準備中の未完成な雰囲気や焦りモードの裏方さんの様子などをご覧になって、本格オープン時とのギャップを楽しまれてもおもしろいかもしれません。美術館の展示って、オープンしてしまうととても綺麗に整っていますが、その前の準備段階はかなりガテン系な現場で、展示に携わるスタッフは意外と体力勝負なのです。この日も施設の規模にしては少ない人数で、所長以下、皆さんフル活動。美術系大学の学生スタッフもペンキで手や作業着を汚しながらも懸命に作業されていました。

c0018281_1459538.jpg柳川所長は、このアートラボはしもとは、みんなでつくり上げていく場。市民の皆さんにはぜひ学生を応援してもらいたいし、ともに楽しんでもらいたい。また、そのための様々なプロジェクトを企画し準備しているが、専任の学芸員が少ないため、組織としてパワーがまだまだ足りない。これからは、責任のある立場でこの施設を運営し、事業を進められる人材がますます必要になってくるだろうと話されていました。相模原市がアートによる「まちづくり」を推し進めるためには、その下支えを担うしっかりした組織と美術の専門的な知識を持った人材の拡充が課題となりそうです。ともあれ、5月3日(祝)からの本格始動に向けてもうひとがんばり!がんばれ~~!

c0018281_14574173.jpg話は変わりますが、先日、多摩美術大学で造形デザイン学科教授の堀内正弘先生とお会いした折に、環境省が推進するチャレンジ25キャンペーンと連携し、電通と共同で全国展開を目指している「クールシェア」プロジェクトに、これから夏に向けて相模原市にモデル地区として、参加していただけないかと考えている旨のお話をお聞きしました。
「クールシェア」とは、個々のエアコン使用を控え、皆が涼しいひとところに集まることで、電力消費を削減する。人と人とのつながり、コミュニティーや街の活性化というプラスの価値も同時に生み出しながら、地球に優しい生活をめざすというものです。現在は、猛暑で知られる熊谷市や様々な企業、団体がこのプロジェクトに参加しているそうです。

アートラボはしもとと「クールシェア」プロジェクト・・・。
「アートラボはしもとにクール(来~る)」プロジェクトっていうのは、いかがでしょう?そして、相模原市全域がモデル地区となるのなら、「市立博物館にクール(来~る)」プロジェクトとか、「アリオ橋本にクール(来~る)」プロジェクトなどなど、相模原市内の各施設に来てもらうための「クールシェア」プロジェクトがいろいろ考えられそうですね。
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# by icarts | 2012-04-23 15:07 | Sagamihara
多摩美・入学式での祝辞!と、久しぶりの大学での楽しい一日
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春うらら!新年度がスタートしましたね!特に、入学式・入社式を終えたフレッシュマンの皆さんは、新しい環境の中でわくわくドキドキしながら初めてのことに果敢に挑戦していることでしょう。

さる4月4日、わが母校・多摩美術大学でも入学式がとり行なわれ、どういうわけか、今年度は、私が卒業生の代表として、新入生の皆さんを前に、祝辞を述べるという大役を仰せつかることになり、期待と不安が入り混じり緊張した面持ちの新入生たちの初々しい姿を見ながら、私もやや緊張しつつ、久しぶりに大学の門をくぐりました。c0018281_0321297.jpg

入学式が始まり、五十嵐威暢学長、藤谷宣人理事長、教授代表の港千尋先生、それぞれのスペシャルな式辞があり、続いて私の祝辞となりました。「最近の若者は・・・」という言葉はどこへやら、約1,000人に上る新入生の皆さんが、しっかりと前を向き、凛と背筋を伸ばして着席している様子はなんとも頼もしく感じられ、演壇に向かうこちらの身も自然と引き締まりました。祝辞では、私が15年前に入学した当時の様子や学生時代に全く順風満帆ではなく、むしろ自分の理想とする表現と現実との狭間でもがき、試行錯誤し、未来への可能性に不安を覚え、それに打ち勝つために勇気を振り絞る日々の連続であったこと、c0018281_0333610.jpgそして、猛者ぞろいの各分野の先生方と講義や批評会で真剣に意見を戦わせたことがどのようにその後の糧となったか、などをお話しさせていただきました。少しでも、これから始まる学生生活のための参考になればいいなと思います。

閉式後は、多摩美術大学校友会の皆さんと一緒に、各分野の先生方のおられる研究室を訪ねる校内行脚の旅をすることになったのですが、ちょうど昼食の時間となったので、まずは腹ごしらえということで、ご用意していただいた春らしい食材盛りだくさんの彩り豊かなお弁当を校友会の皆さんと一緒に、美術学部 共通教育 / 芸術学科・本江邦夫先生の研究室でいただきました。c0018281_0344176.jpg「校友会の卒業生代表として祝辞をするなんて知らなかった~!びっくりしたよ~。立派!立派!」と、大学時代と変わらぬ開口一番の本江節に、うれしくなりました。私の隣で、一緒にお弁当を食べていた校友会スタッフの森さやかさんは、油画科卒業生なので、「初めて本江先生の研究室に入りました~。本江先生の研究室でお弁当をいただけるなんて~!」と、すごくうれしそうでした。

その後、控え室に戻ると、多摩美術大学広報課の池田愛子さんが遅めの昼食。これから、油画研究室を訪ねるところだとお話しすると、さすがは広報課!携帯で、すばやくアポイントをとって下さいました。c0018281_03529100.jpgオリエンテーションでご多忙だった先生方にも、ようやく連絡がつきました。

そして、いよいよ、わが専攻科・油画研究室に到着。なんだか、学生時代のいろいろな出来事を思い出し、一瞬、入るのを躊躇したくなるような、とても複雑な気分になったのですが、温和な木嶋正吾先生にお茶を出していただき安堵したのもつかの間、「よ~よ~、大した偉い卒業生のお出ましだな~。もう1回、油画科を出直すか~!」っという小泉節が炸裂!いやはや、こちらの猛者もますますご健在!そこから、これまでの私の作品発表についてのありがたい講評会となりました。c0018281_0412890.jpg小泉俊己先生のこちらの内面に迫り、えぐり取るような講評は、当時のまま。この久々の講評会は、相変わらずの手厳しさだったのですが、なぜかとてもありがたくうれしい時間でした。大学を卒業後にもいろいろお世話になっている堀浩哉先生には、これからの10年の制作スタンスや活動についての具体的なアドバイスをいただきました。そして、シメは、栗原一成先生も入っていただいての5ショットをパチリ!久々の油画研究室でしたが、どの先生もお元気でなによりでした。母校ってやっぱりいいものですね。それぞれの先生からいただいた教えは、わが美術家人生において、これからますます役立っていくことでしょう。
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最後になりましたが、このような大役に、私をご指名いただいた多摩美術大学校友会の皆さんに感謝です。たいへん光栄に感じています。誠にありがとうございました!また、当日、いろいろとお世話いただいた校友会担当の柏木弘先生、校友会事務局の斉藤さん、森さん、ありがとうございました。多摩美術大学校友会から新入生の皆さんに贈られたスケッチブックを手にする斉藤さんと森さんをパチリ!
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# by icarts | 2012-04-14 01:07 | Art
「相模原市シティセールスサポーターズのブログ」がスタート!
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相模原市の魅力を市の内外にPRするべく2009年末に発足した相模原市シティセールスサポーターズ。私もそのメンバーのひとりとして、発足当時から参加しています。このほど、8名のシティセールスサポーターがそれぞれの日々の活動や暮らし中で見つけた相模原の魅力や最新情報を綴るブログ・ページができました!その名も「相模原市シティセールスサポーターズのブログ」!(そのままですが・・・)
できる限り、投稿していきますので、私自身のこのブログともども、ご愛顧のほど、よろしくお願い致します!

<さがみはらシティセールス>については → → → こちら
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# by icarts | 2012-04-10 17:17 | Sagamihara